ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

ああ大失敗!

2016年03月06日 | ひとりごと
部屋の中から見ていると、なんとなく春めいてきたように見える窓の向こう。
どれどれ、ちょっくら覗きに行ってみっかと、カメラ片手に外に出た。
さ、さぶっ!
今日までが寒くて、明日からどんどん気温が上がるという予報を、律儀に守っている。

でもでも、地面の近くではやっぱり、春の芽生えが始まっていた。
散歩がてら、ご近所のちび春を撮りにゴー!
















今思い出してもゾッとする、とても怖いことがあった。
『福島原発事故・海外メディアが見た5年間』というビデオを観ようと思い、あるサイトをクリックした途端、画面上にアラートが現れて、
「今すぐに対処しないと、あなたのコンピューターが破壊されます。即刻下記の番号に電話をしてください」
という内容のアナウンスが、けたたましい警告音と共に何度も繰り返される。
家にはわたし一人だったので、誰に相談することもできず、強制終了しようとしてもマウスも全く機能しない。
仕方が無いので、電話をかけた。
インド訛りのきつい男性が出た。
ああ、どうしよう、わたしはこの人の英語が聞き取れない。
とりあえず、自分がどこにかけているのかを確認すると、マッキントッシュだと言う。
マッキントッシュの何だと問うと、問題を解決する部門だと言う。
それなら、毎年支払っている会費で賄えるのだなと思い、彼の指示に従ってわたしのコンピューターを彼が見られるようにした。
その時点で、わたしの名前、電話番号、そしてEメールアドレスを彼に伝えなければならなかった。
何回も、彼の指示の通りに、コンピューターを強制終了したり再起動させたりした後、たくさんの警告やエラーを見つけたと彼が言い、
これらを今すべてきれいにするから、そのための費用請求をしたいので、住所を教えて欲しいと言われた。
そこで初めて、これはアップルと全く関係の無いところなのだと気がついて、請求額を尋ねると、199ドルだと言う。
わたしは慌てて彼にこう言った。
「てっきりアップルのサービスの一環かと思い込んでいました。
少し前に一度、iPadに問題が生じた際に、解決するのを手伝ってくれたアップルのスタッフの人が使っていたサイトとそっくりのものだったので、勘違いしたのです。
今までのわたしのために取ってもらった時間をお返しすることはできないのは申し訳無いのですが、この件は無かったことにしてください。
わたしのコンピューターにたくさんの問題があることが分かりましたので、早急にアップルストアに持ち込んで、ジーニアスカウンターのスタッフの方に相談します。
そのために年会費を払っているのですから」

と、ここからがとんでもない展開となってしまった。
相手が頑として引き下がらないのだ。
食らいついたら最後、こちらが根を上げるまでとでもいうように、どうしても電話はおろか、わたしのコンピューターから出て行ってくれない。
自分のうっかりが招いた事だと、落ち込む気持ちを引っ張り上げながら、相手が諦めるまでわたしも粘りに粘った。

やっと電話が切れて、コンピューターも一応いつもの様子を取り戻したけれど、なんだかやっぱり気味が悪い。
ああ大失敗…。


気分直しに、再び春(めちゃくちゃ寒いのだけども)。


耳というより心の奥にふわりと届く、それはそれは優しい音のウィンドベル。


何の種かな。




木の根っこが歩道にでこぼこを作ることがとても多い。


これはなんでしょか?


コケも元気が出てきた。


地面ばっかり撮ってたら、頭の上の方が賑やかなので見上げると、この辺ではとても珍しいカラスさんが。


こんな方も。


雪がまだあちこちに残っています。



暗くて見えにくいけど、仰向け寝の海。


さらに暗いと見えにくいけど、物思いに耽る空。


箱という箱に入りたい海。なので、荷物運び用にどこかからもらってきた箱でさえ、どこかに仕舞うことができない。


箱には一切興味が無い空。下顎を下ろす四角口を披露中。


この後、ひっくり返って落ちた。
コメント (4)
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