




今朝からガンガン箱を作っては運び、作っては運び、まるでアリさんのように働いております。
カエルくん達も引っ越しです。

カオスなキッチン。

ピアノ部屋の戸棚もすっきり。

左側のカエルくんは、末期の胃ガンが見つかって入院した父にプレゼントした物です。
父のガンが見つかってすぐに、わたしも大腸ガンの可能性が極めて高いと医者から言われ、旦那父が手配してくれた、ペンシルバニアの腕のいい医者にもう一度ちゃんと検査をしてもらうことになり、父を残して、後ろ髪を引かれるような気持ちでアメリカに来た時のお土産です。
父はカエルの置物が好きで、『無事かえる』という言葉をつぶやきながら、集めたカエルを指でよく撫でていました。
父の生還を願って買ってきたこのカエルを、父はとても喜び、肌身離さずベッドの上に置いてくれていました。
残念ながら願いは叶わなかったけれど、棺に入れずに、こうして一緒にアメリカに連れてきたカエル。
ネックレス代わりの数珠をかけて、いつもわたしのことを見守ってくれています。
また一緒に引っ越ししよう。