取引先の中小企業の社長は、60歳くらいの男性である。
仕事の話の合い間の世間話で何回に一回かは、この年代の人にありがちな「昔は良かった」という話になることがある。
面倒くさくなる。
たいていは、昔の歌は良かったな、で始まる。
今の歌は、口ずさめないよ、全然心に響かない、というものだ。
そして、昔の映画は良かった。
俳優は良かった。
ドラマは面白かった。
昔の先生は良かった、まで行く場合がある。
さらに、バブルのころは、良かったよ。毎月のように、台湾、中国に遊びに行ってたね、とまで昔を振り返る場合がある。
ただの自慢話。
むかしばなし。
面倒くさくなる。
以前のブログにも書いたが、昔が良かったと思うのは、過去の出来事が「思い出のフィルター」を通すからだ。
それに対して、今のできごとはまだ「思い出のフィルター」が出来上がっていない。
だから、昔は、フィルターを通して遠い分だけ、よく見える。
彼らが懐かしむその昔だって、昔の教師は良かった、歌は良かった、と言っていたことを彼らは忘れている。
その前の時代も、「昔は良かった」と言っていたはずだ。
そして、その前も・・・・・・。
そんなに昔は良かったのか。
今は、そんなに駄目なのか。
じゃあ、昔の何が良かったんですか。
いまのどこが駄目なんですか。
と聞くのも面倒くさいので、「昔の経営者も、立派な人が多かったですよね。昔を振り返りませんでしたから」と投げやりに、言ってみた。
すると、私の皮肉にはまったく気づかず「ああ、そうそう! そうなんだよ。昔の経営者は良かったね。立派だった。昔の人は偉かった」と大きくうなずくのである。
そんなに、昔は良かった!?
私は「昔は良かった」話が、嫌いである。
仕事の話の合い間の世間話で何回に一回かは、この年代の人にありがちな「昔は良かった」という話になることがある。
面倒くさくなる。
たいていは、昔の歌は良かったな、で始まる。
今の歌は、口ずさめないよ、全然心に響かない、というものだ。
そして、昔の映画は良かった。
俳優は良かった。
ドラマは面白かった。
昔の先生は良かった、まで行く場合がある。
さらに、バブルのころは、良かったよ。毎月のように、台湾、中国に遊びに行ってたね、とまで昔を振り返る場合がある。
ただの自慢話。
むかしばなし。
面倒くさくなる。
以前のブログにも書いたが、昔が良かったと思うのは、過去の出来事が「思い出のフィルター」を通すからだ。
それに対して、今のできごとはまだ「思い出のフィルター」が出来上がっていない。
だから、昔は、フィルターを通して遠い分だけ、よく見える。
彼らが懐かしむその昔だって、昔の教師は良かった、歌は良かった、と言っていたことを彼らは忘れている。
その前の時代も、「昔は良かった」と言っていたはずだ。
そして、その前も・・・・・・。
そんなに昔は良かったのか。
今は、そんなに駄目なのか。
じゃあ、昔の何が良かったんですか。
いまのどこが駄目なんですか。
と聞くのも面倒くさいので、「昔の経営者も、立派な人が多かったですよね。昔を振り返りませんでしたから」と投げやりに、言ってみた。
すると、私の皮肉にはまったく気づかず「ああ、そうそう! そうなんだよ。昔の経営者は良かったね。立派だった。昔の人は偉かった」と大きくうなずくのである。
そんなに、昔は良かった!?
私は「昔は良かった」話が、嫌いである。