今日の続編日記は、映画『麗しのサブリナ』(米1954年:ビリー・ワイルダー製作・監督・脚色 ハンフリー・ボガート オードリー・ヘップバーン ウィリアム・ホールデン主演)のことです。添付した写真は、映画デビューの前はバレリーナを目指したオードリー・ヘップバーンの素敵な容姿です。
この映画の原作は、ブロードウェイのサム・テイラー作のヒット戯曲です。この戯曲を原作者サム・テイラーとビリー・ワイルダー監督、アーネスト・リーマンの3人が共同脚色しました。この映画で、富豪ララビー家長男のハンフリー・ボガートが、オードリー・ヘップバーンの父親が運転する車・ロールスロイス内の自動車電話(注:56年前の当時にもアメリカ富裕者自家用車にはあった)で、会社の秘書にその日の予定を連絡するシーンが出てきます。字幕で表示されたその台詞を読んで、私はとても驚きました。それは何度も鑑賞していても、今まで気が付かなかった台詞でした。以下に、その驚いた台詞を引用掲載します。
『次は今夜の予定 「7年目の浮気」の切符2枚 その後ペルシャンルームのテーブルを予約 暗い隅の席がいい』
ハンフリー・ボガートがオードリー・ヘップバーンと劇場観劇する予定の戯曲は、翌年ビリー・ワイルダー監督が製作した映画『7年目の浮気』の原作戯曲でした。この映画『7年目の浮気』の原作は、ブロードウェイで長期興行を続けたジョージ・アクセルロッドの3幕もの舞台劇『7年越しのムズムズ』です。
ビリー・ワイルダー監督は、この映画『麗しのサブリナ』を製作している最中でも、次の作品の構想を練っていたのでしょう。だから、彼特有の演劇的映画の遊び心から、その脚本に次作の原作戯曲をそっと入れたのだと、今私は思っています。これは、ビリー・ワイルダー監督らしい脚本の冴えです。
この映画の原作は、ブロードウェイのサム・テイラー作のヒット戯曲です。この戯曲を原作者サム・テイラーとビリー・ワイルダー監督、アーネスト・リーマンの3人が共同脚色しました。この映画で、富豪ララビー家長男のハンフリー・ボガートが、オードリー・ヘップバーンの父親が運転する車・ロールスロイス内の自動車電話(注:56年前の当時にもアメリカ富裕者自家用車にはあった)で、会社の秘書にその日の予定を連絡するシーンが出てきます。字幕で表示されたその台詞を読んで、私はとても驚きました。それは何度も鑑賞していても、今まで気が付かなかった台詞でした。以下に、その驚いた台詞を引用掲載します。
『次は今夜の予定 「7年目の浮気」の切符2枚 その後ペルシャンルームのテーブルを予約 暗い隅の席がいい』
ハンフリー・ボガートがオードリー・ヘップバーンと劇場観劇する予定の戯曲は、翌年ビリー・ワイルダー監督が製作した映画『7年目の浮気』の原作戯曲でした。この映画『7年目の浮気』の原作は、ブロードウェイで長期興行を続けたジョージ・アクセルロッドの3幕もの舞台劇『7年越しのムズムズ』です。
ビリー・ワイルダー監督は、この映画『麗しのサブリナ』を製作している最中でも、次の作品の構想を練っていたのでしょう。だから、彼特有の演劇的映画の遊び心から、その脚本に次作の原作戯曲をそっと入れたのだと、今私は思っています。これは、ビリー・ワイルダー監督らしい脚本の冴えです。