天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

ソフィアローレンはオードリーヘップバーンへの弔辞で「彼女は何百万という人々の人生を豊かにしてくれた」

2010-11-24 22:01:17 | 日記
今日の日記は、今読んでいる『エレガントな女性になる方法 オードリー・ヘップバーンの秘密』(メリッサ・ヘルスターン著 池田真紀子訳 2005年集英社刊)と『オードリーの愛と真実』(イアン・ウッドワード著・坂口玲子訳1993年日本文芸社刊)のことです。添付した写真は、『オードリーの愛と真実』(イアン・ウッドワード著・坂口玲子訳1993年日本文芸社刊)の表紙です。
そして昨日の続編になりますが、その両方の著書に、私の大好きなソフィア・ローレンに触れる記述がありました。私がとても興味深く感じたその一節を、以下にその著書から引用掲載します。まずは『エレガントな女性になる方法』より
『<six・Friendship 友情ー生涯続く友情を育むには>人の意見を聞くこと:イタリアのグラマーな女優ソフィア・ローレンは、オードリーの親しい友人でした。世界でもっともすばらしい映画スターが二人、キッチンでいつものパスタを食べながらおしゃべりに花を咲かせているところを想像してみてください。旅行、夫のこと、不妊、流産。オードリー自身はめったに他人の助言を仰ぎませんでしたが、相談を持ちかけられれば進んでアドバイスを授けました。オードリーの思いやりと真心にあふれた態度こそ、相手が望んでいたものだったということも珍しくありませんでした。オードリーはよく知っていたのですーパスタの有無にかかわらず、気のおけない友人との楽しいおしゃべりほど心を慰めてくれるものは他にないということを。』
この著書を読むまで、私は二人が親友だったことは知りませんでした。お互いの容姿はまるで逆な二人でしたが、スターとして置かれた境遇はとても似通っていたから、お互い親しい友人になれたのでしょう。
そして、『オードリーの愛と真実』では、1993年1月スイス・ローザンヌ近郊のトロシュナ村のレマン湖のほとり”ラ・ペザベル”で最後の日々を送ったオードリー・ヘップバーンを次のように記述しています。
『彼女は息子たちに夢中になり、弱々しい腕に彼らを抱きしめた。一日一日がゆっくりと、静かに過ぎていった。・・飢えに苦しむ子供たちを助けるという夢はもう果たせないけれど、あきらめるわ、と彼女はロブ(私注:彼女の夫)に言った。でも、ソフィア・ローレンやロジャー・ムーアやグレゴリー・ペックが、後を続けてくれることを彼女は知っていた。・・一月二十日、苦しみのない平和な眠りについた。・・村の郵便局には何百という弔電が寄せられた。・・そして、ソフィア・ローレンは「彼女は何百万という人々の人生を豊かにしてくれた」と述べた。』
ソフィア・ローレンの弔辞は、オードリー・ヘップバーンの映画での大きな功績を称えています。この言葉は、お互いの気持ちがよく判った親友だからこそ言える心温まる名言です。
コメント
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