天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『暗くなるまで待って』エフレムジンバリストJは盲目オードリーヘップバーンに今のままでいい愛してる

2010-11-09 23:56:24 | 日記
今日の日記は、10月17日付『キネマ旬報1位アーサーペン監督「俺たちに明日はない」1968年5位は「2001年宇宙の旅」名作当り年』でキネマ旬報年間ベストテンの第13位にランクした映画『暗くなるまで待って』(テレンス・ヤング監督 オードリー・ヘップバーン エフレム・ジンバリスト・ジュニア アラン・アーキン リチャード・クレンナ主演)のことです。
このサスペンス映画の名作をとても見たくなって今お茶の間鑑賞しています。添付した写真の上半分は、盲目の若妻オードリー・ヘップバーンと夫の写真家エフレム・ジンバリスト・ジュニアで、下半分はこの夫婦宅に侵入したヘロインを密売する犯罪者アラン・アーキンとリチャード・クレンナです。この映画の製作者は、オードリー・ヘップバーンの実の夫であった俳優のメル・フェラーです。だから、メル・フェラーは自分の妻の新しい魅力を映画で引き出そうと、007シリーズで有名になったテレンス・ヤング監督を思い切って登用しました。そして、それが見事に成功した名作映画です。
当時、封切り映画館で見て、とても美しい瞳のオードリー・ヘップバーンがまったく盲目の身体障害者女性に見えず、より一層にハンディある女性の不憫さを私は強く痛感しました。
しかし、この盲目女性(オードリー・ヘップバーン)には、とても優しく理解のある夫(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)がいます。観た当時も二人の交わす会話を聞いて、この二人の夫婦愛に、とても感動した記憶が私に残っています。今回もそのシーンを観て再び同じ思いを持ちました。以下にその二人の会話を引用掲載します。
・ヘップバーン『盲目のチャンピオンに?』
・ジンバリストJ『なれ!』
・ヘップバーン『やるわ!望みどおりに どんなつらい事でも 本当よ!』
・ジンバリストJ『いや、今のままでいいんだ!愛している』
・ヘップバーン『ほんとに?』
そして、二人はお互いに熱き接吻をするのでした。とても羨ましい夫婦愛です。

コメント
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