天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『戦争と平和』エンド画面でトルストイ一節「命は神なり、命を愛すはすなわち神を愛すること」を掲げる

2010-11-14 10:49:49 | 日記
今日の続編日記は、映画『戦争と平和』(1956年ディノ・デ・ラウレンティス製作 キング・ヴィダー監督 オードリー・ヘップバーン ヘンリー・フォンダ メル・フェラー主演)のことです。添付した写真は、お茶の間鑑賞したDVDビデオの表紙です。
映画では、ロシア首都・モスクワに侵入したナポレオン軍は、クツゾフ将軍のモスクワ焦土戦術でその兵站食料の供給の術を完全に奪われ厳寒の冬を迎える前に、モスクワ撤退の苦渋の決定をします。だから、ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)らロストフ家の人々も11月末、モスクワの荒廃した屋敷に帰宅できました。その屋敷で、ナターシャはナポレオン軍に捕虜になったピエール(ヘンリー・フォンダ)と無事に再会します。その時、驚いたナターシャは、ピエールに『あなたはこの家のように苦しみ、傷つきながらもちゃんと立っている!』と喜び叫んでお互いに熱い抱擁・接吻を交わすのです。
そして、エンドマークの前に、原作であるレオ・トルストイ“戦争と平和”の次の一節を掲げています。
『成し難いが大切なことは、命を愛し苦難の時も愛し続けることだ!なぜなら命がすべてだからである!命は神なり!命を愛すはーすなわち神を愛することである!』
このレオ・トルストイ“戦争と平和”の一節を、今日本を訪れているロシアのメドベージェフ大統領に私は捧げたい。そして、大統領に1967年に製作された自国のソ連版でなく、このアメリカ・イタリア合作映画『戦争と平和』を是非観てほしいです。観れば、1945年8月8日に日ソ中立条約を一方的に破棄し、8月15日無条件降伏の玉音放送後も対日戦争を継続し、南樺太(現サハリン)を侵略し、最終的には日本固有の領土である北方4島まで占領した歴史的悪行を、過去19世紀初頭に行なった自国のナポレオン軍の勇気ある対処に照らして、即刻悔い改めるべきです。
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映画『戦争と平和』瀕死のメル・フェラーはオードリー・ヘップバーンに「この世の何よりも君を愛している」

2010-11-14 09:42:32 | 日記
今日の日記は、映画『戦争と平和』(1956年ディノ・デ・ラウレンティス製作 キング・ヴィダー監督 オードリー・ヘップバーン ヘンリー・フォンダ メル・フェラー主演)のことです。
この映画では、フランスのナポレオンは休戦協定を破棄し、ロシアの首都・モスクワを目指して進軍を開始します。そして、ロシア国内のボロディノ決戦で、ロシア軍はナポレオン軍に破れてしまいます。アンドレイ(メル・フェラー)はその戦いで重傷を負い、首都モスクワに帰送されます。
モスクワに居るナターシャらロストフ家の人々も、クツゾフ将軍のモスクワ焦土戦術で首都を去ることになります。その避難地へ疎開している時、ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)はアンドレイが同行していることを知り、彼と二年ぶりに再会します。
添付した写真は、メル・フェラーの最後を看取るオードリー・ヘップバーンの二人です。その時に交わされたとても感動的な二人の会話を、以下に掲載します。
・フェラー『君はもうあの夜 踊っていた娘ではない バルコニーの少女でもない もっとすばらしい!その清らかさ その尊さ 君がいとおしい!残念だ 今になって心を開けるとは!愛のことに無知だった!今までは憎しみだけ あれもこれも憎かった そして何よりも君を憎んだ!』
・ヘップバーン『当然のことよ』
・フェラー『この世の何よりも君を愛している!』
メル・フェラーは人生最後を迎えるにあたり、愛の真実を知ったのです。しかし、彼ほど幸運な男優はいません。この真実の愛を告白する台詞で、当時の新進若手人気女優であったオードリー・ヘップバーンの心を捉えたのですから。
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