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ロシアの国家プロジェクト・健康に付いて(1)

2011-07-29 | ラジオ
ロシアの国家プロジェクト・健康が効果を発揮した。
ロシアでは人口数が安定し、死亡率は低下し平均寿命が延び(「のーび」って言葉まで伸ばす必要は無い)、出生率も向上した。
ロシア下院国家会議の人口動態問題に関するセミナーでは、このような傾向が発表された。

ですがこれら全ての肯定的なデータは平均に過ぎない。現在ロシアでは、ロシア全土の住民に高度な医療を提供することに力が注がれている。
専門家たちは国民自らも健康に気を配らねばならならず、早い段階で医師の診察を受けたり、悪い習慣を改める必要があると指摘している。

ロシアでは数十年にわたって人口数が減少していたが、最近この傾向は変化した。
昨年2010年、ロシアの人口は1億4200万人レベルで安定した。専門家たちは肯定的な人口動態の傾向を、ロシア政府が承認した一連の独創的な決定と結びつけている。

ロシア科学アカデミー正会員のアガンベギャン氏は、その決定の中には母親資金制度があり、第2子を出産した際には、およそ1万ドルの資金が支給されるほか、健康プロジェクトの枠内では、現代的な医療センターをロシア全土に建設することにも投資されていると述べ、次のように語っている。
「国家プロジェクト・健康が始動した時、これまでの傾向に変化が起こった。それまでロシアでは、子供を除いた死亡率が上昇していたが、2007年には低下し、2008年には、そのレベルが維持され、2009年には世界経済危機にも関わらず再び死亡率が低下した。
昨年2010年の猛暑はロシア人の健康に良い影響を与えなかったものの、昨年の死亡率は男性を中心に目に見えて低下した。
アルコール、自殺、自動車事故、そして心臓疾患が原因による死亡率は著しく低下した」
アガンベギャン氏は、このように話している。

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ロシアの国家プロジェクト・健康に付いて(2)へ続く

6月20日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル