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韓国の哨戒艦沈没事件、北朝鮮関与説に慎重な対応を見せる中国(2)

2010-06-03 | ラジオ
その一方でアナリスト達は最近、中国が北朝鮮に対して地域の安全保障問題への責任と言うテーマを突きつけることが、多くなってきていることに注目している。
例えば新聞『かんきゅう時報』が、この新聞の社説などがその証拠だ。
ここでは北朝鮮の立場はロープの上の危険なダンスと表現されている。
この記事は世界の(???)は観客として目を離さずに、じっとこのダンスを見守っ
ている。
北朝鮮はこの場面を、自分がコントロールし主役を演じていると考えて、恐らく満足しているだろうが、しかし実際最大の危険に晒されているは、他ならぬ踊っている本人なのである。
そう指摘している。

これは状況をこれ以上、刺激するような試みは、するなという北朝鮮当局に対する明確なシグナルと言える。
とは言え温家宝首相が述べた、歩み寄りの道を模索し対決を避けるよう求める、
このアピールは北朝鮮に対する決して最後のメッセージではない。
こうした状況の中で、もし問題が国連安全保障理事会で審議されることになった場合、中国は対北朝鮮制裁を支持する可能性が有り得るかということに付いてだが、これに付いて所長は次のような見解を示している。
「私はもともとこの問題が国連安全保障理事会で討議されるとか、或いは討議されたとしても何らかの結果を得られるとは考えていない。
事件そのものにも、決して北朝鮮側の犯行だとする証明の過程に関しても、あまりにも多くの疑問点があるからだ
制裁に付いて語る根拠は無い。今回は北朝鮮が核実験を行い、中国も他の国々と同様にこれを非難したときの状況とは全く違っている。
中国側も恐らくそう見ていることだろう」
ロシア科学アカデミー経済研究所・コリアプログラムセンター所長は、このように強調した。

外交崩壊―中国・北朝鮮になぜ卑屈なのか (文春文庫)

古森 義久
文藝春秋


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5月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル