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1010 Radio

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ロシアと中国の軍事協力の発展に付いて

2006-03-13 | ラジオ

ロシアは今後も中国との間に、戦略的パートナー関係を深めていく
構えであることを、ロシアのイワノフ国防相が日本の報道陣に対し
て明らかにした。

この問題に対してロシアの声評論委員は、次のようにコメントして
いる。

日本のジャーナリストに対しイワノフ国防相は、ロシアと中国の具
体的な、軍事技術的協力関係に付いて言うなら、この関係は非常
に古くから続く確固たるものとなっている。こうした関係はこれまで
と同じく、これからも発展していくことだろうと語った。
実際ロシア政府は中国がロシアにとって、有力な武器の顧客のひ
とつになっていることを隠そうとはしていない。

例えばロシアは1990年代初め頃から、中国に対し100以上の様々
なタイプ利軍用機を輸出し、あるいはその近代化を進めている他、
対空兵器10種類、駆逐艦、ヘリコプター、通信機器等を供与してい
る。

さらにロシアは中国に対し、飛行機や歩兵用火器等何種類かの武
器の生産ライセンスを与えている。
このほかにロシアの技術者達は、中国側と協力し軍事部門での様
々な共同研究や実験を進めてきた。
そしてロシアの軍事教育施設では、中国軍の人材が教育を受けてい
る。

これに対してロシアと中国の軍事協力の発展が、西側各国や日本の
懸念を呼んでいることもまた事実である。しかしながらこのような懸念
は、根拠の無いものだと言える。中国はロシア製の武器を購入するに
当たり、これを防衛の為に利用すると公式に宣言している。また中国
政府は声明を表し、現在も未来も防衛的な軍事政策を遂行していくし、
派遣を追い求めたり軍事的拡張を行っていくつもりは無いと発表した。

さらに中国はどこかの国と同盟を組んだり、軍事ブロックを構成する姿
勢も見せていない。そしてロシアも特定の国を対象とした軍事同盟を目
指していない。
これに関してロシア指導部は、ロシアと中国の軍事技術的な協力は、
如何なる仮想敵国をも、想定するものではないとの立場を表した。
こうした協力は公正で多極的な、世界秩序の構築に役立つものと見ら
れている。

もうひとつロシアが開発した最新の武器は、世界でも最も性能が優れ
ているもので、中国以外の国々からも購入されている。例えばインド、
マレーシア、アラブ諸国もこうした武器の得意先となっている。

1月17日放送 ロシアの声 ラジオジャーナル


中国軍300万人、次の戦争

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