ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、まだ昼間でも緑陰では20数度と涼しいです

2018年08月27日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、晴れた夏の天気が続いています。昼間でも、森の緑陰では約24度(摂氏)から25度(摂氏)と涼しいです。

 台風20号が2018年8月23日の夜中に四国の徳島県に上陸し、その後は北に向かい、24日には福井県沖の日本海に側に抜けた後は、関東地方などは普通の酷暑の暑さに戻りました。

 この影響を受けて、佐久荒船高原は普通の晩夏の気候になっています。でも、緑陰では約24度(摂氏)から25度(摂氏)と涼しいです。

 佐久荒船高原は標高が1100メートルから1200メートルあるため、早朝などに濃霧に包まれると、気温は20度(摂氏)とやや涼しくなります。 

 午前9時過ぎの荒船山(標高1423メートル)は、太陽が南側にあり、荒船山の南面にある艫岩(ともいわ)側は日陰になっています。



 荒船山の中で、小さな伏流水が流れている、森の中の水場では、メタカラコウなどがほぼ満開です。





 カラスアゲハなどが時々、メタカラコウの花の蜜を吸い来ています。

 森陰の草原の陽当たりがいい場所では、ボタンヅルの白い花がたくさん咲いています。



 キンポウゲ科センニンソウ属のボタンヅルには、ハチやアブなどが花の蜜を吸いに来ています。

 草原の陽当たりがいい場所では、メマツヨイグサも黄色い花をたくさん咲かせています。帰化植物です。



 ここ数年間、見かけなかったヤマジノホトトギスの花に出会いました。



 山道の下草刈りなどによって、ヤマジノホトトギスを見かけなくなりました。

 陽当たりがいい崖沿いでは、ツリフネソウの花が群生しています。



 ツリフネソウは綺麗な花が少なく、花はどれも傷んでいます・・。

 佐久荒船高原の西側にそびえている北八ヶ岳の峰嶺には、残念ながら雲がかかっています。



 北側にそびえている浅間山は山頂部は霧・雲の中です。

 佐久荒船高原の東側にそびえている妙義山系の嶺峰もぼんやりと見えています。



 佐久荒船高原の東側にある神津牧場(群馬県甘楽郡下仁田町)の放牧地を見下ろす高台から望む妙義山系です。

長野県北佐久郡立科町の白樺高原の一郭にある女神湖では、アケボノソウが花を咲かせています。

2018年08月26日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町の白樺高原の一郭にある女神湖では、晩夏の山野草のアケボノソウなどが花を咲かせています。

 北八ヶ岳連山の一番南側にそびえている蓼科山(標高2531メートル)のなだらかな裾野山麓の西斜面に設けられた人工湖の女神湖は、ほぼ南北方向に紡錘形です。女神湖の湖面の標高は1540メートルです。



 女神湖の南側部分に蓼科山山麓から流れ込む小川があり、湿原をつくっています。この湿原では、晩夏の山野草が咲いています。

 その湿原では、黄色いアキノキリンソウの花と白いゴマナの花と野アザミの花が競演しています。



 この湿原で、8月下旬に目立つ山野草の花は、濃い青紫色色のサワギキョウの花です。





 このサワギキョウは、有毒な山野草として知られています。キキョウ科ミゾカクシ属の多年草です。

 今回、草原の中で印象的だった山野草の花は、背丈の高いアケボノソウの花でした。



 ここまで、背が高いアケボノソウを、この湿原で見た記憶はありません。



 この湿原では、女神湖の水辺近くで、アケボノソウが点々と咲きます。普通のアケボノソウは背丈がもっと低いです。
 
 また、アサマフロの花がかたまって咲いていることも印象的でした。



 ハバヤマボクチの蕾の上に、アキアカネが留まっています。



 湿原の山麓側の草原の中では、サラシナショウマの花が咲き始めています。



 これからはもっとたくさんのサラシナショウマが白い花を咲かせます。左側には。まだ蕾のサラシナショウマが伸びています。
、、
 真夏に花をたくさん咲かせていたトモエソウが最後の花を咲かせています。



 女神湖の南南西側にそびえている車山(標高1925メートル)は薄曇りの空の下で、少し霞んで見えています。



 8月下旬になり、女神湖の湿原もだいぶ秋めいた感じになっています。

長野県諏訪郡下諏訪町などにまたがる八島湿原では、アサマフウロの花がまだ咲いています

2018年08月25日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町と諏訪市にまたがる霧ヶ峰高原にある八島湿原では、アサマフウロの花がまだ咲いています。

 八島湿原の西端の入り口に午前8時に到着し、広大な八島湿原の南西側の山麓沿いの木道を北に向かって進んだ話の続きです。八島湿原の標高は1630メートルです。

 八島湿原の西端の入り口にある八島ケ池です。



 八島湿原の内側にある湿原部分では、コバイケイソウなどが萎れて、やや枯れ野の風景になり始めています。



 盛夏には、濃い黄色い花を咲かせていたマルバダケブキも、8月下旬になると、やや萎れ始めています。



 南西側の山麓沿いの木道沿いの草原の中では、アサマフウロの可愛い花が所々で咲いています。





 ノハラアザミも花を咲かせています。



 クガイソウは、大部分が既に枯れていますが、ほんの少しだけ花がまだ咲いています。



 ツリガネニンジンの花もだいぶ見かけることが少なくなりました。



 ワレモコウは所々で元気に咲いています。



 夏鳥のノビタキは、南西側の山麓沿いの木道沿いの草原の中で飛び回っています。

 ノビタキは小さく軽いので、ススキの茎にも留まることができます。



 約4週間ぶりに、広大な八島湿原の南西側の山麓沿いの木道を歩くと、季節の変化を感じます。晩夏あるいは初秋の風景になっています。

 約4週間前に八島湿原を訪れて、咲き始めた夏の山野草の花を観察した話は、弊ブログの2018年8月1日編をご覧ください。

日本経済新聞紙に掲載された「貿易戦争 米中の相克 供給網に亀裂 経済に影」を拝読しました。

2018年08月25日 | 日記
 2018年8月24日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された見出し「貿易戦争 米中の相克 供給網に亀裂 経済に影」を拝読しました。

 この記事のリードは、8月23日に米国と中国は160億ドル相当の輸入品に相互関税をかけ合い、貿易戦争は「第2幕」に入ったと伝えます。

 この結果、グローバル企業が築いたサプライチェーン(供給網)にヒビが入り、世界の自由貿易体制は大きく揺らぐと続けます。

 その不透明感は、世界経済の先行きに暗い影を落としているとまとめます。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「グローバル供給網にヒビ 米中貿易戦争第二幕」と伝えています。



 この日の日本経済新聞紙の朝刊には、この記事の関連記事が4本も掲載されており、電子版ではいくらか解説をまとめています。

 この記事の主な中身は、「米国の対中国制裁は狙いが裏腹になるだろう」と解説しています。

 その理由は、製造業のサプライチェーンはグローバル化によって、複数の国・地域にまたがっているからだと解説しています。その典型例は半導体で、米国半導体業界によると、米国の半導体の6割は米国企業がメモリーやプロセェサーなどの半導体回路などを設計し、付加価値の低い組み立てなどの「後工程」を中国企業などの委託先で仕上げて、米国に輸入するものが多いからだと解説してます。あるいは、日本や韓国、台湾などの企業が中国の生産拠点から米国に供給していると解説します。

 おおまかには、この図式ですが、実際にはそう簡単ではありませんが・・。実態はもっと複雑です。

 ただし、米国のトランプ大統領はこの簡単な製造業のサプライチェーンも理解していないようです。実は、今回の米国の対中国制裁は米国企業の半導体の調達コストが上がり、最終的には米国の消費者も高い製品を買うことになります。

 米国などのグローバル企業が築いたサプライチェーンはかなり複雑化しています。

 例えば、米国のアップルはスマートフォンに「iPhone」の基本設計を担当し、台湾企業の鴻海精密工業が中国国内の生産拠点で製造しています。

 その具体的な中身はかなり複雑な生産体制です。しかし、「iPhone」による売り上げは米国のアップルが大部分を得ています。

 こうした国際分業体制の実態を無視した米国の対中国制裁は、いつか破綻すると考えられます。たぶん・・。

(追記)2018年8月25日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面では、米国は対中国向けの第3弾関税(2000億ドル分)を9月に実施する準備を進めていると報じています。これは米国と中国の貿易戦争が泥沼化する流れを伝えています。

長野県諏訪郡下諏訪町などにまたがる八島湿原では、サラシナショウマの花が咲き始めています

2018年08月24日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町と諏訪市にまたがる霧ヶ峰高原にある八島湿原では、秋の花のサラシナショウマの花が咲き始めています。

 八島湿原の西端の入り口に午前8時に到着し、広大な八島湿原の南西側の山麓沿いの木道を北に向かって進んだ話の続きです。



 北側にそびえてる車山(標高1925メートル)の山頂部はやや霞んでいます。

 八島湿原の内側の湿原部分では、コバイケイソウなどが萎れています。少し枯れ野の風景になり始めています。

 八島湿原という名前の由来になった八島ケ池です。



 今回、南西側の山麓沿いの木道を進んで見つけた白い小さな花がが並ぶサラシナショウマです。



 秋に咲く山野草であるサラシナショウマの白い小さな花のかたまりは、所々で咲き始めています。

 青紫色のミヤマトリカブトの花も、所々で咲き始めています。



 秋に咲くフシグロセンノウの花も咲き始めています。



 同じように、山麓沿いの木道を進んで見つけたメタカラコウの花です。濃い黄色い花が草原の中で目立ちます。



 小さなキンミズヒキの花も所々で咲いています。



 今回、唯一見つけたコオニユリの花です。夏の山野草の花のしんがりのようです。



 八島湿原の内側の湿原部分に生えている低木の枝に、夏鳥のキビタキが出て来ました。





 山麓沿いの木道沿いの草原との間を、ノビタキたちは飛び回っています。

 アキノキリンソウの花に留まったタテハチョウです。



 このタテハチョウは、羽根の模様がよく見えないのですが、ヒョウモンチョウではないかと・・。

 晩夏から初秋に景色を変えつつある八島湿原では、チョウやアブ、ハチが飛び、トンボが飛び、ノビタキなどが飛び回る賑やかな湿原でした。