ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

岩手県岩手郡雫石町の岩手網張温泉スキー場では、フジバカマがたくさん咲いています

2018年08月12日 | 旅行
 岩手県岩手郡雫石町の郊外に広がる岩手網張温泉スキー場では、ヨツバヒヨドリなどの山野草がたくさん咲いています。

 この岩手網張温泉スキー場は、岩手山(標高2038メートル)山系の犬倉山(標高1408メートル)や犬松倉山(標高1407メートル)の山麓にあります。

 岩手網張温泉スキー場の麓から見える岩手山系の山々の山頂部です。



 夏の時期には、3つのリフト(冬のスキー用)を乗り継ぐと、犬倉山展望台のすぐ近くまで上がることができます。

 ただし、この3つのリフトは合計で約30分も乗る必要があります。岩手網張温泉スキー場の一番下は標高700メートルですが、気温は20数度(摂氏)と涼しい程です。

 第二リフトの上部辺りは、キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物であるフジバカマの花の大群落があります。一面に咲いています。





 フジバカマの花の蜜を、タテハチョウが吸いに来ています。



 羽根を閉じてるので、タテハチョウの種類は不明です。

 実は、リフトに乗っている時には、アサギマダラも時々、見かけたのですが、ここにはアサギマダラが姿を見せませんでした。

 “アカモノ”と呼ばれるツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木が所々で、赤い実をつけています。



 ここは気候が厳しいようで、この常緑小低木は地を這うように育っています。

 野アザミ(あるいはタムラソウ)が所々で咲いています。



 サンカヨウの実ではないかと類推できる実です。



 一見、美味しそうなブドウの粒に見えます。

 犬倉山展望台から望む犬倉山の山頂部です。



 この犬倉山の山頂部の奥にある雲の中に、岩手山の山頂があるそうです。また、犬倉山の中腹には、網張温泉の源泉になっているところがあるそうです。

 犬倉山の左側にそびえている犬松倉山の山頂部です。



 標高は低いですが、緯度の関係で、長野県などの標高が高い山と同様の風景です。

 犬倉山展望台の近くに咲いていたリンドウです。



 残念ながら、このリンドウしか見つけられませんでした。

 セリ科のイヌボウフウと思われる小さな白い花です。



 時々、ウグイスが鳴きます。ウグイスなどの野鳥がいくらかいますが、残念ながらあまり姿を見せてくれません。

 犬倉山展望台から周囲の山々を眺めていると、三ッ石山(標高1466メートル)や犬松倉山などを縦走してきたトレッキングの方が過ぎて行きます。

 岩手山山系という北国の山々の山頂部はなかなか厳しい環境です。網張温泉スキー場の山麓中腹では、6月上旬にシラネアオイやハクサンチドリなどの山野草が咲く場所があるそうです。厳しく、涼しい環境があることの証拠です。

(追記)当初は、フジバカマの花を「ヨツバヒヨドリ」と記述していましたが、「フジバカマ」だと、植物の識者の方からのご指摘があり、「フジバカマ」に訂正しました。

 岩手県盛岡市付近は、昼間でも(晴天下でも)気温は20数度(摂氏)と涼しいです。北国の夏は涼しいです。