スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

時を戻そう(1.12-2)~2010年 八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン出走記

2020年07月04日 | 大会参加の記録

 85km、約12時間あたまを支えた首

大会翌日から2日ほど階段を降りることがしんどかった筋肉痛ですが、4日めを過ぎ、先ほど1kmほど泳いで筋肉はほぐれ、痛みはほぼ消滅しました。

5月16日の大会出走記です。

○ 前日まで:

体調および練習状況は、速報のとおり

○ 大会前日:

8時前、最寄駅を出発。

八王子から特急あずさに乗りかえる。

特急の車中では、山好きな年配男性と隣あわせ、ず~っといろんな話をしているうちに野辺山駅に到着。

男性は、横浜から大会のボランティアに参加される方でした。

12時からの受付を済ませ、会場周辺を散策。

13:30から競技説明を受ける。

会場で、10数年前、花見川サイクリング道路で開催していた8時間走によく参加され、秋田や阿蘇のウルトラで顔を合わせていた女性と娘さんに会う。

当時は、千葉県松戸市在住でしたが、今は山梨県におられるようです。

本人は、初めて100kmを走られる娘さんの応援に来られたとのことでした。

 

15:00ころ、会場から徒歩で5~10分ほどの宿にチェックインする。

大阪、東京からきたという40代がらみのK、K´、そして名古屋から参加の30歳くらいのSさんという男性(20歳から9回めの参加)と、4人相部屋に泊まる。

翌日の準備をしながら懇親、5:30から夕食。

6:30にはみんな布団に入りました。

全員、7時には熟睡(?、自分が先に眠ってしまいましたから)。

○ 大会当日

<スタート前>

2時30分ころに起床、7時間たっぷり眠りました。

3:00朝食、ランウェアーに着替える。

4:00ころ、すべての荷物を持ち宿を出る。

着替え袋は、42km、58km、87km地点を選べますが、42km地点でやめるつもりでしたので、その荷物と残る荷物をあずけ、4:40ころスタートラインに並ぶ。

参加者は、100km1739人、71km388人、42km352人、計2479人。

お天気は、、気温は5℃くらい。
(後日のデータ:平均9.5℃、最高17℃、最低4.6℃)

ウェアーは、帽子、上は半そでTシャツに透明のポリ袋、手袋、下はロングタイツにトレランパンツ、ウルトラ用のシューズ。

<スタート後>

スペシャルゲスト・プロフィギアスケーター、荒川静香の声援を受けて、5:00社会体育館前の下りをスタートする。

0~42km(第1関門時刻:11:00)  
久しぶりの早朝ラン、高原の空気が気持ちよい。

いつもは、5km何分とか思いながら走りますが、今回は体の声を聴きながら周囲の景色を楽しみながらのマイペース。

体が高地を走るのに慣れるまで、最初はゆ~っくり。

5kmほどロードを走り、高原の畑を縫い、林道の坂道に入るころ、沿道で応援中のJTRCのKさんを見かける。

声をかけると、向こうも気づき「オ~ッ!!」

1時間ほどで、砂利道の林道登りに入りますが、ここでポリ袋を脱ぐ(手袋着用は、もしもの転倒に際してそのまま)。

横岳中腹のコース最高点1908mまで(標高差553m)、最初の登りをトコトコ登る。

ほとんどタイム計測できませんでしたが、頂上で7:30ころでしたでしょうか。

下りも瓦礫、躓かないようにゆっくり下る。

今日のようなお天気でしたら、足元を選んで走ればトレイルシューズを使わないでよさそうです。

途中からロードに変わり(手袋を脱ぐ)、しばらく山中を行くと、突然ま正面に、峯にまっ白い雪を頂いた赤岳(?)が見えてくる。

感動だ~!!

ウェアーは、信州五岳トレイルの半そでTシャツ(パタゴニア)で走っていた。

そんなことで、4,5人のランナーにアレコレ声をかけられる。

40代がらみの女性ランナーからは、

「出られたんですか?私も走ったんですよ」

「え~、地理やコース不案内で、なんとか最後の関門までは行きました」

地元のペーサーさんについていただいたので心強かったですよ。信濃町の若い男性でしたが」

「えっ!、それってWさんじゃないですかっ」

「はい、そうです」

「背の高い人でしょう!、私の仲間ですよっ!!。千葉の方と走ったって言ってましたから」

世間は、狭いですね~。

やがて、35km過ぎ稲子湯のエイドステーションで、おしるこをいただき、息をつく。

気温が高いので、各エイド毎で、1~2分くらい給水・給食をとる。

曲がりくねった下りのロードの中腹左手、42kmの関門。

ふと、リタイアをし収容車で会場にもどろうと思いましたが、制限時間に15分ほど余裕あり。

体調も変わらないので、せめて半分の50kmまでと考えを変え、着替え袋をそのままにし、素通り。 

~50km(第2関門時刻:12:00) 

暑さが増してくる。

気温21℃くらい。

左手に満々と水をたたえた松原湖、ここで地元の方・私設エイドの、冷たく美味しい山の水をいただき、生きかえる。 

コースの標高最低地点880mあたり、50kmも制限時間10分前あたりに通り過ぎたような気がする。

~71km(第3関門時刻:15:15)

右に橋を眺めた直後あたりから、山間の川沿いを5kmほど、千曲川源流に沿ってダラダラと上る。

第4関門の馬越峠(1620m)までの標高差は740m。

北相木村役場(59km)で折り返す。

最後尾の方にいるのか、対向するランナーはまばらだ。

先ほどの橋まで戻る途中の左手で、また地元村の方の私設エイドに出逢う。

山の湧き水で作り、薪で沸かした麦茶をいただく。

道路をはさんだ小屋で釜に沸かしているが煙が立ち昇る。

温かいので胃にやさしい。

ご好意に泣けてきますね~。

この折り返しダラダラランで徐々に脚にくる、途中で屈伸したり、ストレッチが多くなる。

首のリハビリに泳ぎをやっていたので、心肺や上半身は疲れていないが、どうも太モモが……。

71kmの関門を4分前に通過する。

びりっけのエイドは、スポーツドリンクも給食も残り少なくなっている。

会場でカーボショッツを5個買ったけれど、ウェストバッグに入れておいて正解だった。

後半の、7、8kmごとに消費する。

~79km(第4関門時刻:16:40)

ここで、抜きつ抜かれつ併走してきた男性と女性、計3人と、ここまで来ればもういいや。

でも、第4関門の馬越峠まで行ってみたいですね~、途中で収容車が来たらそこで乗りましょう。

1~2kmほど一緒に話しながら、峠の急坂を登りはじめる。

エイドの係員に、

「峠の関門は間に合いますかね~、そこまでは行ってみたいんですが」

聞くと、

「はや歩きで行けば間に合うかも知れませんね、途中で普通に歩くと厳しいですよ」

ザット計算し、10分/kmで上ることにする。

最後まであきらめず、行けるところまで。

2人を後にし、腕をふり、一度も休まず、約15kmを小幅ピッチで上る。

登れてしまった。

峠の関門は4分前に通過。

~87km(第5関門時刻:17:30)

次の第5関門まで、50分/8km、曲がりくねって急な下り。

本来なら、こういう下りが一番好きなところですが、下りを飛ばそうとしても、いっこうに脚が前に進まない。

惰性にまかせて腕を振る。

完走は難しいにしても、一応第5関門をめざし、… … 、脚がカチカチになっている。

屈伸、ストレッチ、を繰り返す。

川上村の展望が開けてきた。

はるか向こうに、野辺山のゴールが見えそうだ。

どうにも脚が動かなくなるころ、

ちょうど下り坂が終わって、左に曲がる平坦T字路交差点を迎える。

85kmの表示があった。

第5関門時刻まで、10分ほど残っていましたが、関門まで行くのは無理と判断、居合わせた大会係員にリタイアを告げる。

ストレッチで硬着した脚筋を伸ばし、収容バスを待つ。

立ち止まったためか、夕方の気温低下のためか、かなり寒い。

お天気が今日と同じ条件で、完走を目的とするなら、防寒の着替えは87km地点に置いたほうがよいかもしれない。

17:30ころ、私の後から到着し、ここでリタイアした男性とバスに乗る(ちょうど満席になりました)。

85km以降~ゴール会場

ゴールに向かうランナーを見ながら、平坦なコースを会場に向かう。

18:00前、会場に到着。

着替えて、荷物をあずかる。

 宿への帰り際にゴールする選手をパチリ


もうすぐゴールですよ(宿への曲がり角で)

 お風呂で疲れを落とし、2泊めも同じ部屋に泊まる。

新たに加わった山好きの方と、今日9回めを10時間で完走されたSさんと3人、7時過ぎに夕食。

9時には眠りに就きました。 

<大会後>

○ 大会翌日

8:41野辺山駅出発、立川で特急に乗りかえ、昼ごろ東京駅で京葉線乗りかえ、帰宅は13:00ころでした。

電車は、前もって往復の普通券を買い、当日は途中で特急券を購入するこの形がいいですが、

仲間4人くらいだったら、はやめに会場近くの宿を予約し、車で中央高速須玉ICから 野辺山に向かうのが、時間、費用ともにベストと思います。

○ 総括

お天気がよく、首も現状以上に良好なら、それなりのトレーニングをして、来年もエントリーしてみたいです。

泳ぎで首のリハビリをすること、脚筋力をつけて臨むことがポイントでしょうね。

転倒しないよう、また衝撃を与えない走り方をしていたので、6日ほど経過しましたが、頚椎への影響はない。

ほとんど気にならない(?)朝の違和感は、大会前と同じです。 

 

■ 「こぐこぐ自転車」(2005.12.16平凡社、伊藤 礼)

4月9日に、最寄の図書館で、上の本と「自転車ぎこぎこ」(2009.11.21平凡社、伊藤 礼)の本2冊を予約した。

午前中に、新習志野のプールへ筋肉ほぐしのスイムに行き、帰り際に昨日図書館から連絡のあった「こぐこぐ自転車」の本を借りに行く。

40日以上たってやっと1冊借りられる。

貸し出し期間は2週間だから、だいぶ人気のある本のようだ。

歩きながら前書きとあとがきを見ると、伊藤礼さんは、文芸評論家、翻訳家の、かの伊藤整さんの次男だそうな。

68歳くらいから自転車を始めた。

内容紹介の一節から、

鳥うち、碁うち、そのほか面白いことばかりにうち興じて七十年の手前、伊藤センセイは自転車を始めた。病みおとろえた細腕・細脚に筋金を入れ、街中の危険をよぎり、田舎の急坂であえぎ、世の荒波を乗り越えて、ついには古希・還暦のお仲間を引き連れ北海道自転車旅行に。世に愉しさのタネはつきまじ、今日もこぐこぐ。

4年間のサイクリングライフを72歳で記されている。

さっそく、中味を読んでみたいと同時に、第2弾76歳で著した「ぎこぎこ自転車」も図書館から連絡があり次第、はやく読んでみたい。

老いの坂なぞ、自転車で越える。都内で走りを哲学し、房州・甲州で息をきらし、遠州三河で舌鼓(したつづみ)、春ランマンの山陰まで、お仲間引き連れ、そこらじゅう走りまわって、世に愉しさのタネは尽きまじ、今日もぎこぎこ!面白いことの大家イトウ先生の自転車エッセイ第2弾。

フリーになる来年あたりは、無理のない範囲で、自転車の楽しみも視野に入れていきたいですね。 

(2010/5/21記) 

今日のラン&スイム        
      
       美浜大橋 8km 八新習志野プール 1km
           
当月累計 R=214k S=1k  年間累計  R=697k  S=11.3k 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 時間を戻そう(1.12-1)~速... | トップ | 時間を戻そう(1.13-1)~四... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。