スロージョギングと写真のブログ

ウォーキング、ジョギング、ママチャリで出あった季節の花や風景写真で日々の出来事・雑感をつづっていきます

時を戻そう(1.5)~1997年 第3回星の郷八ヶ岳野辺山高原100㌔ウルトラマラソン

2020年07月04日 | 大会参加の記録

■ このころは色々と忙しい時期だったが、富士五湖に次いで八ヶ岳を申し込んだ。

高低差が1000m前後なので挑戦のしがいがあったのと、また自分の生まれた県であったためでもある。

コースは、下図のとおりだった。

 

 エントリーのあとは、仕事や生活の状況にあわせ、次のような八ヶ岳に向けた練習をした。

5月163km: 5/10海浜MCと箱根駅伝5区21km、5/25山中湖ロードレース・ハーフ

6月194km: 6/7奥多摩御前山34km、6/22皇居20km、6/28昭和の森

7月210km: 7/21養老渓谷麻面原27km

8月313km: 8/16高尾・陣馬30km、8/24大菩薩登山マラソン24km、8/31東大グランド32km

9月52km:  9/6高尾・陣馬30km

 

幸い、大会前後・当日の細かいメモが残っていたので、以下に当時を再現、完走記を記してみた。

<前日>

6:00起床、7:20最寄駅を出発。

8:18東京駅発、小淵沢10:50着、野辺山高原11:47着、大会受付。

宿泊の宿は、会場から遠かった記憶がある。

野辺山駅から、宿の送迎バスで「海ノ口」地域の「湯沢館」に到着16:40。

7人の相部屋だった。

翌日の準備、夕食・入浴後、20:00ころ就寝。

台風19号が上陸の天気予報だった!

<当日>

2:15起床。夕食、朝食は、腹いっぱい食べた。

3:30送迎バスでスタート会場へ。ストレッチ後、53km、83km地点の荷物を預ける。

スタート

真っ暗闇のスタート地点。

数個の投光器が、スタート地点や必要箇所を照らしていた。

放たれた光の先に映る上空は黒雲が覆い、今にもどしゃ降りの雨が落ちてきそうだった。

湿度が高く、生あたたかい大気!

5:00スタート。

野辺山駅市街地を抜け、畑から山の中に入っていく。

10kmあたりから林道トレイルに入り、砂利道を上り始める。

20kmの頂上(標高1880m、横岳中腹)から下り、まだ不整地が続く。

路面の岩が濡れている。

足元に注意しないと転倒してしまう!

 

稲子湯の折り返しあたりから脚が重くなる。

山間の清流、せせらぎの音が心地よい。

山の緑はまだ濃い。

たまに黄色く色づいた木の葉が散らばっている。

59/0~30:52(31:51)/5k~31:48(1:03:40)/10k~35:46(1:39:27)/15k~2:53(1:42:20)/エイド給水~36:41(2:19:01)/20k~29:15(2:48:17)/25k~39:20(3:27:38)/30k~47:48(4:05:26)/35k~2:43(4:08:10)/エイド給水~30:25(4:38:35)/40k~37:46(5:16:21)/45k~37:19(5:53:40)/50k~エイド給食・給水(約53km)後、川に降り約20分ほど全身を冷水に浸した~1:00:45(6:54:25)/55k~45:32(7:39:57)/60k~40:04(8:20:01)/65k~48:53(9:08:55)/70k~

松原湖の横~小海町と下りを走り、北相木村の折り返し地点に向かう。

エイドステーションのオニギリは腹が受け付けない。缶入りカロリーメイト3本を腹に流し込む。

体温が上昇している、脚がすごく重くなった。

コース沿いに川の流れがあり、ランナーが全身を冷水に漬けていた。

吸い寄せられるように、自分も降りて行き、全身を冷やし、息をついた。

だいぶ時間ロスになったけれど、心持ち脚の疲労がとれたようだ。

千葉公園走友会Oさんに出合い、しばらく話しながら併走する。

南相木村から川上村に抜ける「馬越峠」(76km地点、標高1620m)にさしかかると、雨が降り出した。

持参のポリ袋をかぶる。

~1:02:51(10:11:46)/75k~45:22(10:57:09)/80k~36:02(11:33:12)/85k~36:24(12:09:36)/90k~39:09(12:48:46)/95k~38:48(13:27:35)/100k

峠の上りは10分/kmペース、歩きと走りをおりまぜながら頂上をめざす。

下りに入ると走れるようになった。

松戸走友会のAさんにも出逢った。

川上村の平地に入るころ、右ひざに痛みが出てきた。

すり足で走る。

83,85kmのエイドで、またカロリーメイトを3本流し込む。

ヒザの痛みが消えてきた。

走れるようになった。

千葉公園走友会のUさんとは、残り10kmくらいまで抜きつ抜かれつしていた。

90kmあたりだったのだろうか、平坦部に入った18時近くに、急に濃い霧に覆われてきた。

2,3m先が見えない!

コース、道路、足元が見えない!!

霧で煙る暗闇にボ~ッと点在する街灯の光。

前も、後ろも、人が見えない。

独りで走っているようだ、ちょっと不安になる。

ポツン、ポツン、と先行ランナーを抜けるようになった。

冷たい、寒い!

時折追い抜くランナーは、帽子も、カッパも身に着けていない。

小海線の踏切(約95km)で、同部屋のYさん(神奈川県)に追いつく。

km表示から判断すると、7分/km弱で走り抜けば、13時間30分を切れそう!!

残り、3km、2km、1km、腕を振る、振る!!

野辺山駅前を左折、残り500mのゆるい上り坂。

ゴール付近で何人も抜いた。

まだ寒く、ポリ袋が脱げない。

ゴール写真を撮られる時は、ポリ袋を脱ぎ、小さくまとめ、Tシャツ・ランパンでラストを飾りたい!!

ゴールの女性アナウンスの声、ライトアップがまじかに迫ってきた。

疲れが飛んだ、つらさが飛んだ!

こんなに力が残っていたかと思うほど、5分ペースぐらいでゴールテープに飛び込んだ。 

一瞬、カメラのフラッシュが光った。

ゴールタイムは、13:27:29だった。

フィニッシュ後

体育館で汗をふき着替えていると、同部屋のYさん、Kさん(三重県)、千葉公園走友会のOさん、松戸走友会のAさんが続いてゴールしてきた。

19:30野辺山駅前から、宿の送迎バスで2泊めの宿に向かう。

風呂に入り、夕食、同部屋の方と少しの雑談、21:00ころ就寝。

台風19号の影響は16時ころからだったので、大きな影響にはならなかった。

走らせていただいたことに感謝!!

<翌日>

6:00起床。朝風呂に入り朝食。

台風19号の雨は降り続いていた。

8:00最寄りの小海線「海ノ口」駅から帰途についた。

千葉の自宅へは14:30に到着。 

<参考>

・完走証

 ・天候:
  
曇りのち雨、 16/5時、19℃/10時、18/14時、16℃/18

・通過時間とラップタイム:

km        0    10    20   30    40    50    60    70    80    90   100  
ラップタイム       1:03  1:14  1:10  1:10   1:15  1:46  1:28  1:48    1:12  1:18 
通過時刻   5:01  6:04  2:17  3:28  4:38   5:53  7:40  9:09  10:57  12:09 13:27:29  
備 考   

男子:594人(完走者)/972人(出走者)  完走率61.1%
女子: 50人(完走者)/89人(出走者)       56.2%

総合:       644人/1061人              60.7%

美浜・総合順位:482位/1061人(完走者)、449位/972人 (出走者) 

(2013/4/19 記)


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