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最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

アメリカ西部の旅 モニュメントバレー

2018-11-07 | 旅(海外)
友人ご夫妻にすすめられて21年前に訪問した、思い出の多いモニュメントバレー。
今回の旅では、朝日に映えるモニュメントバレーを間近で見ることができ、感激を新たにしました。


まだ暗いうちに宿(グールディングスロッジ)を出発です。
「ザ・ミトン&メリックビュート」
ナバホの人たちによって、レフトミトン、ライトミトン、メリックビュートと名付けられています。



モニュメントバレー内は、宿のバスで、ナバホの方の運転で回りました。


陽が当たったメサが輝いて見えます。


左側に見える3つの柱が「スリーシスターズ」です。




21年前も宿泊したグールディングスロッジ。背後に巨大なビュートがそびえ立っています。
当時は、部屋のベランダから、夕陽に映える風景や朝日が眺望できる数少ない宿でした。
夕日に染まるモニュメントバレーを一緒に眺めるためにこの宿を選んだのに、夫はその時間に氷を取りに行っていて、部屋に戻ってきたときにはすでに暗くなっていました。
執念深く覚えていたエピソードですが、今回の旅で、やっと忘れることができそうです(^^;


今回は、新しくできていたコテージに宿泊しました。


グールディングスロッジの敷地内にある博物館(Goulding's Trading Post Museum)にも入ってみました。


Movie Roomには、ジョンウェインの作品ポスターなどが展示されています。


博物館前の記念碑。


21年前に、同じ場所で撮った写真です。


前回は、レンタカーで半日かけてゆっくり見て回ったので、「ジョンフォード・ポイント」にも行けました。
ジョンフォード監督が気に入って、何度も映画で使った場所だそうです。


ナバホの女性がテントでお店を開いていました。


悪夢を取り除くと言われているドリームキャッチャーも、その女性の手作りです。

思い出の品がひとつ増えました。


既刊本等はここにまとめています。
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アメリカ西部の旅 ブライスキャニオン&アンテロープキャニオン

2018-11-06 | 旅(海外)
長編と短編の初校ゲラを戻したので、ほっとしています。

アメリカ西部旅行、最初の写真はブライスキャニオンです。


グランドキャニオンやモニュメントバレーに比べると、あまり知られていないブライスキャニオンですが、息を呑む景観でした。


フードゥーと呼ばれる尖塔群は、雨や風が石灰質の層を削りとり、岩に滲みこんだ水分が凍結して亀裂を生ずることによって生まれたのだそうです。


トレイルがよく見えます。
フードゥーの間を縫って歩くと、また違う風景が広がるのでしょうね。
手軽なハイキングコースや、4時間ほどのトレッキングコースなど、いろいろあるようです。
時間があれば、私もトレイルを歩いて、フードゥーを見上げてみたかったです。


次は、ナバホ族の居住地にある、アンテロープキャニオンです。


ガイドツアーの出発地点で、ナバホ族の青年が何本もの輪を巧みに使った踊りで歓迎してくれました。


ここからジープに乗って、ガタガタ道を15分ほど進みます。
砂埃が舞うので、マスクやマフラーなどは欠かせません。


アンテロープキャニオン(アッパー)の入口です。


アンテロープキャニオンは、逃げた羊を追いかけたナバホ族の少女が見つけた場所だと言われています。


鉄砲水で岩が削られてできた滑らかなうねり。


カメラやスマートフォンを渡すと、アンテロープを熟知したガイドさんが、いいアングルの写真を撮ってくれます。


私たち夫婦も、砂埃対策の重装備で出かけました。
荷物が持ち込めないので、ポケットがたくさんついた上着や、服の中に隠せるポシェットなどがあると便利です。
水とカメラの持ち込みはOKでした。
リュックで壁面を削った観光客がいたそうで、それから手荷物の持ち込みが禁止になったようです。


上を見ると吸い込まれそう……。


差し込む光で色々な表情を見せてくれます。


触ってもいいということで、壁面をそっと撫でてみましたが、ざらっとした砂の感触でした。


全長150mほど歩いて、一旦外に出ると、大勢の人がいました。
入場制限があるので、狭いアンテロープの中もそれほど混雑することなく、ゆっくり見ることができたのですね。
どんなふうにしてアンテロープができたのかという実験などを見せてもらい、来た道を戻ります。
写真を撮るのは行きだけで、帰りは写真を撮らないのがルールです。


ガイドさんによると、現在も鉄砲水が流れ込むことがあり、ツアーが中止になることもあるそうです。
アンテロープキャニオンは、形を変え続けているのでしょうね。

神秘的な風景でした。


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アメリカ西部 グランドサークルの旅

2018-11-01 | 旅(海外)
20数年前に夫の運転で行ったアメリカ西部のグランドサークル。今回はツアーに参加して、思い出を巡る旅をしてきました。
バスでの走行距離は2880キロ! 体力があるうちにもう一度行こうと、このツアーに決めたのですが、私たち夫婦はまだ若いほうで、80歳近い方も参加されていました。

今回はじめて行った場所も多かったです。
ブライスキャニオンもそのひとつで、日本ではあまり馴染のない場所ですが、森の緑も多く、グランドキャニオンとは違う魅力がありました。


行ってみたかったアンテロープキャニオン。光と影が生み出す神秘的な風景に感激しました。


懐かしかったモニュメントバレー。前回と同じ、グールディングス ロッジに泊まることができたのも嬉しかったです。


グランドキャニオンの朝焼けです。今回は少しだけですがトレイルを歩きました。


今回の旅も、素敵な出会いがありましたが、その話はまた後日……。
写真をたくさん撮ってきたので、これから旅のブログが続くと思いますが、よかったらお付き合いください。
でも、まずは気持ちを切り替えて、しばらくは仕事に専念します。


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上海新年会~南翔と豫園商城

2018-01-09 | 旅(海外)
上海新年会の続きです。
今回の旅行は、激安を楽しもう、という感じで出発しましたが、ツアーについていた料理も美味しく、ホテルの朝食も充実していました。
初日はフレンチトーストやオムレツなどを選んだので、2日目の朝は、お粥と点心のスペアリブにしました。


ヘルシーなまま終わればよかったのですが、ドーナツにも手が出ました(^^;


でも、野菜料理が多くて、普段より少し多めに食べても、お腹がもたれることはありませんでした。


食べていない料理も何枚かアップしますね。


豆料理。


魚料理。


鶏料理。


巻き寿司も。


ハムにも野菜がたっぷり。


ブルーチーズもありました。


スイーツのコーナー。


焼きプディング。


朝食を食べてから、水郷の街、南翔へ。


南翔は小籠包発祥の地でもあり、あちこちで美味しそうな湯気が上がっていました。
屋根の先が尖っているのは男子が生まれた家で、尖っていないのは男子がいない家だそうです。

移動するバスの中で、現地のガイドさんが話してくれた男尊女卑の歴史は、聞いているだけでつらくなりました。
30代後半のガイドさんのおばあさんの時代は、まだ纏足されていたので、おばあさんは少ししか歩けないそうです。
当時の女性たちは、4歳くらいで決められた婚家で暮らすようになり(結婚するのは大人になってから)、そこで纏足され、刺繍などの手仕事を覚えるという話でした。
そんな中国も、今では、一部の地域を除いて男性より女性のほうが強くなっているとガイドさんは言っていましたが……。

南翔をあとにして上海の豫園商城へ。


両側にいろいろなお店が並んでいます。


この建物の中にある点心専門店でお昼を食べました。小籠包の写真がぶれてしまったのが残念。


悩みを捨てることができるという九曲橋を渡りました。


写真が多くなりすぎたので、残りの料理は印象に残ったものだけにします。
北京料理店で食べた麻婆豆腐。


旅行中、いろいろなチンゲンサイ料理を食べました。家でも試してみます。


貝料理。


麺料理。


そういえば、スイーツが少なかったかもしれません。
甘いものをセーブしている私にとってはありがたかったです。あると食べてしまうので。


唐辛子がたっぷり入った魚料理。


今回のメイン料理は上海蟹です。
前回上海に行ったときは、食べにくくて夫に渡してしまったので、旅行前にYouTubeで上海蟹の食べ方をチェックしていきました(^^;


こんなに上手に!
と言いたいところですが、お店の人が捌いてくれたものです。お陰でミソもしっかり食べることができました。


揚げ饅頭。中に熱々のスープがたっぷり入っていました。


フカヒレスープ。


今回のツアーは、私たちと同じく4人で参加していたグループと何度か同じテーブルになりました。
私は2組のカップルだと思っていたのですが、友達から、「おかあさんと呼んでいたよ」と聞いたので、真相が気になって、ずうずうしく訊いてみることに。
実際は、お母さんと、娘さん、息子さん、甥御さんの家族旅行でした。カップルはひと組もいなかった……。
洞察力がなさすぎですね。40代なのに20代に見える、スタイルが良くてきれいなお母さんでした。
彼女に、ネットにつないでいない状態でも簡単に写真を交換する方法を教えてもらいました。
中国は、LINEやfacebookが使えなかったり、いろいろ規制があるので、ネットにつながない(つなげない)ままでした。
今回はデジカメを持って行きませんでしたが、夜景も撮れたし、iPhone8があればいいかな、と思っています。
持ち歩く荷物がひとつ減るので嬉しいです。

豫園商城では、似顔絵の切り絵が3分くらいでできるというので記念に作ってもらうことに……。


友人たちも作ってもらいましたが、40年くらい前の、出会った頃の私たちに少しだけ似てるかも、ということで意見が一致しました。


心配していたトレイもきれいなところが多かったです。
中には、入口でトイレットペーパーをくるくると巻き取ってから個室へ、というところもありましたが。
男性ふたりのツアーの参加者が朝の集合時間にこなくて、部屋に何度電話しても出なくて、ガイドさんがホテルの人と部屋に入ったら、まだ寝ていたそうで、彼らは置いていかれました(^^;
それでも20分遅れての出発となりました。
友人たちの旅支度がそれぞれかなり違っていて、それも興味深かったです。
旅行直前に、キャンセルしなくてはならないのでは、という状況になった友達もいましたが、結局、全員参加することができて本当によかったです。
直前にキャンセルした場合の旅行会社の対応や料金も教えてもらいました。
それぞれ家族に頼りにされているし、毎年は無理だと思いますが、何年かに一度は、こんな新年会ができたらいいな、と思っています。


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上海新年会~上海の夜景

2018-01-08 | 旅(海外)
友達が激安上海ツアーを見つけてくれたので、初めて海外で新年会をすることになりました。
福岡空港から1時間45分のフライトです。


今回は、友人たちとのおしゃべりが主な目的だったので、オプショナルツアーには参加しないつもりでしたが、視程が良好だからぜひ、と現地のガイドさんにすすめられて、外灘夜景鑑賞と上海タワー展望台のオプショナルツアーだけ参加しました。


左から、ジンマオタワー(高さ420.5m)、ワールドフィナンシャルセンター(492m)、上海タワー(632m)。


上海タワーは個性的な外観で、螺旋状にねじれているように見えました。


世界最速のエレベーターであっという間に展望台へ。タワーから見た上海の夜景です。
丸い部分が印象的なテレビタワーは宿泊することもできるそうですが、数部屋しかなくて、予約は5年待ちだとか。


展望台からの夜景を楽しんだあとは、観光トンネルで外灘へ。


外灘は、19世紀後半から20世紀前半にかけての租界地区(外国人居留地)で、西洋式の高層建築が建ち並んでいます。


その当時に思いを馳せながら、しばし散策しました。


外灘地区から見た、新しい上海の夜景です。
ガイドさんが強くすすめたのもわかる、とてもきれいな夜景でした。
見ることができて良かったです。


宿泊するシェラトンホテルに到着。


3万円を切るツアーですが、きれいなホテルでした。


旅慣れた友達は、写真に写っている小さなカバンひとつでした。
しかも、必要な物はすべて入っているのでびっくり。


部屋もバスルームも広々として快適でした。
連泊なのも嬉しいです。


バスタブとは別に、シャワー室とトイレがありました。


友人たちとの楽しいおしゃべりで、日頃のストレスが解消できました(^^)/


南翔や料理の写真、今回の旅のエピソードなどは、次回、アップしたいと思います。


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ミュンヘン街歩き(5)  ミュンヘン中央駅とミュンヘン空港

2017-06-29 | 旅(海外)
楽しかったミュンヘンの街歩きも最終日。荷物の整理をしてからミュンヘン空港へ向かいます。
ホテルの部屋からの眺めです。ミュンヘン中央駅に近いホテルを取ったので、いろいろ楽でした。
できたら上層階をお願いします、と予約のときに伝えたので、最上階の部屋を準備してくれました。(値段は同じです)


ホテルの朝食にもプレッツェルが……。


ミッシュブロートやロッゲン・ザフト・ブロートなど、パンの種類が多かったです。


白ゴマや黒ゴマ、ケシの実などがちりばめられたカイザーゼンメル。焼き立てで美味しかったです。


ホテルのエレベーターに毎日貼られていた天気予報。
ロマンチック街道ツアーに参加した日は、最高気温が28度で、最低気温が13度でした。
ドイツは、天候が変わりやすく、気温差が大きいので、一日の中に四季があると言われているそうです。


ミュンヘン中央駅。
次にくる機会があったら、びっくりするほどお得なバイエルンチケットを使って、列車の旅をしてみたいです。


駅構内は、お店も多くて便利でした。


チェーン店のパン屋さん「リシャルト」は、ミュンヘン中央駅以外にも、いろいろなところにお店があって、よく利用しました。


ミュンヘンのビールをたっぷり楽しんだ夫が最後に行ったのは、地元の人に圧倒的に支持されているアウグスティーナです。


アウグスティーナ醸造所は、1328年から始まったミュンヘンで最も古いビール醸造所だそうです。


店の前には噴水があります。


白ソーセージが気に入って、レストランではつい白ソーセージを選んでしまったので、焼きソーセージは、ホテルの朝食で食べたり、駅のお店で買ってホテルで食べるくらいでした。


空港に向かうバスの中から見た、メルセデスベンツ社のショーウインドー。


ルフトハンザ・エアポートバスは空港と中央駅を結ぶシャトルバスで、搭乗する航空会社に関係なく利用することができます。
ガイドブックなどには20分おきと書かれていましたが、15分おきに中央駅前から出ていました。
所用時間は40分ほど。料金は11ユーロです。


空港でも、よく犬を見かけました。


手荷物検査を受けたあとも普通に歩いていて驚きました。


空港の係の人のカートが止まったので、注意されるのかなと思っていたら、犬を撫でてから、去っていきました。
搭乗するぎりぎりまで犬と一緒にいることができるのでしょうか。
未唯を連れて、飛行機で里帰りしていたことを思い出しました。


空港で、ミュンヘン最後の食事です。
空港にもビアホールがありましたが、本店がとてもよかったので、ダルマイヤーにしました。


ここでも白ソーセージを選んでしまいました。
ナイフとフォークで皮をむいてから食べます。


たっぷりのサラダ。


海老の旨みが凝縮されたスープ。
ドイツのレストランでは、この器をよく見かけましたが、かなりの量が入りますね。


そしてビールはホフブロイ。
夫がホフブロイハウスで飲んだのは1リットルのジョッキでしたが、500mlの冷えたビールのほうが美味しく感じたようです。


ドイツは治安も良く、緑が多くてきれいでした。
一都市滞在が楽なので、今回はミュンヘンにしましたが、街歩きが楽しくて、すっかり魅了されました。
いつかまた行きたいです。

  
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リンダ―ホーフ城とヴィ―ス教会

2017-06-27 | 旅(海外)
ロマンチック街道ツアーの続きです。


ルートヴィヒ2世が手掛けた3つのお城のうち、唯一、存命中に完成したリンダ―ホーフ城。
完成してからは、ここで長い時間を過ごしたそうです。


力強い彫刻をズームで撮ってみました。


整備された庭園内には金色の女神像の噴水があります。


30分おきに噴水が上がるということで、城内に入る前に見ることにしました。


30メートルの高さまで上がって、かなりの迫力でした。暑かったので水しぶきを浴びたかったほどです。


撮影禁止だったため写真はありませんが、城内は絢爛豪華で、特に、鏡の部屋はくらっときたほど。
ダイニングルームには「魔法のテーブル」と呼ばれる食卓がありました。
食事中の人の出入りを嫌ったルートヴィヒ2世が、厨房から料理の載ったテーブルがせり上がるように作らせたもので、敬愛するルイ14世やマリーアントワネットの料理も準備させたとか。
まるで、彼らが生きているかのように会話しながら食事を楽しんでいたのだと、ガイドさんが話してくれました。


裏庭の一部です。


大きな陶器が目をひきました。

狂王と呼ばれたルートヴィヒ2世。謎めいた死についての話や、さまざまな逸話を聞かせてもらえ、その世界を垣間見ることができました。

ブログでは前後していますが、ロマンチック街道ツアーでまず訪れたのは、公共交通機関では行きにくい、世界遺産 ヴィース教会です。


天井のフレスコ画が見事でした。


中央に安置されているのが、この教会を有名にした「鞭打たれるキリスト像」です。
1730年に作られたものの、あまりに悲惨なキリストの姿に信者たちが動揺して、修道院の屋根裏に隠してしまったそうです。


放置され、忘れられた像を見つけたのが農婦のマリア・ロリーでした。
忘れ去られたキリスト像を哀れに思ったマリアは、像を譲り受け、数か月間、熱心に祈りをささげると、キリスト像に涙を流したようなしずくが残っていたそうで、この話が広がって、多くの巡礼者が訪れるようになったとか。

最初は、写真の右側にある小さな礼拝堂しかありませんでしたが、大勢の人が訪れるようになったので、ヴィース教会が建てられたそうです。


シンプルな外観とは対照的に、内部は華やかで緻密な装飾が施され、ロココ様式の最高傑作と言われているとか。


ツアーでは、フレスコ壁画で有名なオーバーアマガウにも立ち寄りました。人口5300人の小さな村です。
窓枠だけを描いた家や、壁全面にフレスコ画を描いた家などさまざまでした。


オーバーアマガウは、10年に1度行われる世界最大のキリスト受難劇でも知られています。
劇は村人総出で行われ、役者はもちろん、オーケストラや聖歌隊、大道具など、劇に関わるすべてが村人によってとり行われているとか。
2010年の様子が、「オーバーアマガウの受難劇~アルプス 10年に一度だけの大舞台」としてNHKで放送されたそうです。


普段は静かな村ですが、2020年の舞台のために、着々と準備されているのでしょうね。


写真は、ヘンゼルとグレーテルの壁画のある家です。
フレスコ画は、漆喰が生乾きのうちに絵の具で直に描く手法で、乾燥したときに丈夫な皮膜ができるので、絵がきれいなまま保護されるそうです。
これだけの絵を乾燥する前に描くのは大変だと思います。


ロマンチック街道のツアーは、ヴィース教会、ノイシュヴァンシュタイン城、オーバーアマガウ、リンダ―ホーフ城の順で回りました。
ミュンヘン中央駅を朝の7時半に出発して、中央駅に戻ってきたのは午後7時過ぎでした。
ホテルが中央駅の近くだったので、参加しやすく、充実したツアーでした。

  
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ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城

2017-06-25 | 旅(海外)
ミュンヘン滞在中、ロマンチック街道の日帰りツアーに参加しました。
写真は、バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築されたお城で、
ディズニーのシンデレラ城のモデルと言われているノイシュヴァンシュタイン城です。


ガイドさんによれば、ルートヴィヒ2世は、自分の死後、プライベートを晒されされたくないので、お城は爆破するようにと言っていたそうですが、亡くなったひと月後には一般公開が始まったとか。


上の写真は、ノイシュヴァンシュタイン城を眺めるベストスポットとして有名な、マリエン橋から撮ったものです。
普段はすごい行列とのことですが、この日は空いていて、ゆっくり写真を撮ることができました。


ドイツでは、どこにいても犬に出会えました。


マリエン橋からは徒歩10分ほどでお城に着きます。


奇しくも、ルートヴィヒ2世の命日である6月13日に見学しました。
森鴎外が、ルートヴィヒ2世の謎めいた死にからめた短編小説「うたかたの記」を書いています。


ヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が造られるなど、実用性がなく、国費の無駄遣いと言われていたようですが、実際はルートヴィヒ2世の貯蓄と年金で建てられたお城だとガイドさんは言っていました。


城内は写真撮影禁止です。


窓やバルコニーから外を撮るのはOKでした。
ルートヴィヒ2世が幼少時代を過ごしたホーエンシュヴァンガウ城も右のほうに見えます。


ホーエンシュヴァンガウ城。
このお城でワーグナーのオペラ『ローエングリン』に魅了されたルートヴィヒ2世が、のちに、借金で逃げ回っていたワーグナーを探し出して援助したとか。


ホーエンシュヴァンガウ城のシンボルの白鳥です。


集合時間までに、ピザと野菜がたっぷり煮込まれたスープでランチにしました。


この日のビールは、バイエルン王家の末裔が経営するケーニッヒ・ルードヴィッヒ王室ビール醸造所のヴァイスビアです。


ロマンチック街道の日帰りツアーは、もう少し続きます。

  
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ミュンヘン街歩き(4) ニンフェンブルク宮殿とヴィクトアリエン市場

2017-06-22 | 旅(海外)
ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮、ニンフェンブルク宮殿です。


広大で、全部見るのに4、5時間かかるということで、ロマンチック街道の一日ツアーが控えていたので、建物の中の見学はパスしました。


庭園をのんびり散策。


ビアホール巡り5軒目は、白ソーセージ専門店、ガストシュテッテ・グロスマルクトハレです。
ここはレストランで、ビアホールとは言わないのかもしれませんが。


燻さずに茹でている白ソーセージは、時間が経つと腐ってしまうために、法律で午前中しか提供してはいけないと決まっていたそうです。
保存技術が進歩した今は、その法律はなくなったそうですが、慣例に従って、午前中にしか提供しない店が多く、このガストシュテッテ・グロスマルクトハレもそのひとつです。


白ソーセージがあまりに美味しくて、お替りしてしまいました。


ローストしたマスタードシードに、はちみつやアップルソースなどを混ぜた特製マスタードが白ソーセージにぴったり。


ビールは、今回の旅で夫が一番好きだったというパウラナーがあったので、杯が進んでいました。


岩塩がまぶされているプレッツェル。ドイツにいる間にずいぶん食べました。


さっぱり味のヌードルスープ。


カフェもいろいろ行きましたが、予定していたお店のうちの2軒が工事中で閉まっていました。
アルテ・ピナコテークの中にあるはずのクレンツェカフェがどこを探してもないので、訊ねてみると、この店なら、工事中の壁の向こうにあるよと、ポストカードを渡してくれました。
糖尿病予備軍と言われたばかりなので、控えめにしろということだろうと思って納得。


今回行ったカフェで好きだったのは、バイエルン王室御用達の歴史を持つダルマイヤー本店です。


わくわくしつつケーキを選びました。
空港店にあるケーキは少し甘めですが、本店のケーキは甘さ控えめで好みでした。


カフェは2階にあります。


お洒落なカシスソーダ。


一階には、紅茶やコーヒーなどのほかに、オリジナルのワインも販売していました。


ダルマイヤーはデリカテッセンでもあります。


どれも美味しそうですが、好きなものを選んでいたら結構なお値段になりそう。


バームクーヘン発祥の店クロイツカムにも行きました。こぢんまりしたお店です。


スライスしたバームクーヘン。
紅茶とコーヒーはダルマイヤーのオリジナルブレンドが出されました。


ミュンヘン最大の青空市場、ヴィクトアリエンマルクト。


マイバウム(5月の木)は、市場のシンボルで、4、5年に一度、このマイバウムを新調するお祭りが行われるそうです。


ホワイトアスパラガスがたくさん並んでいました。


ミュンヘンのアジサイ。


花店が多く、目を楽しませてもらいました。


ミュンヘンで利用した乗り物は、バスと地下鉄、トラムです。


便利だった地下鉄。


トラムもよく利用しました。
3つの乗り物を自由に何度でも使える、1日券、3日券などがあり、シングル券のほかにパートナー券もあります。
パートナー券は、1枚のチケットで5人まで乗車可能なので、家族やグループで移動するときにお得ですね。
私たちはふたりでしたが、パートナー券のほうが、シングル券2枚より少し安かったので、パートナー券を利用しました。


1日券は、使い始めに打刻して、翌日の朝6時まで使用できます。
検札は抜き打ちであり、打刻しているチケットを持っていないと高い罰金が科せられます。
今回、トラムで、初めて、抜き打ちの検札を受けました。

ミュンヘン街歩きは次が最終日ですが、ひと休みして、途中で参加したロマンチック街道のツアーに移ります。
世界遺産のヴィース教会、ノイシュバンシュタイン城、リンダーホーフ城など、100枚くらい写真を撮ったので、まずは、写真の整理をしなくては。

  
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ミュンヘン街歩き(3) 美術館 アルテ・ピナコテーク ノイエ・ピナオテーク

2017-06-21 | 旅(海外)
ドイツ国立美術館、アルテ・ピナコテークを見学しました。
入口の芝生広場で、ビキニ姿の女性が何人も日光浴をしていたのでびっくり。
ドイツでは、日焼けをしていないと不健康だと思われるようですね。
日傘を差すとおかしな人だと思われるそうで、滞在中は帽子だけで我慢しました(^^;


館内は、フラッシュをたかなければ撮影可でした。
『テンピの聖母』ラファエロ。


『カーネーションの聖母』ダ・ヴィンチ。 


アルブレヒト・ デューラーの代表作『四人の使徒』。


デューラー『自画像』。


ルーベンスの代表的な宗教画のひとつ『最後の審判』。


『ポンパドゥール夫人の肖像画』フランソワ・ブーシェ。


日曜日だったので、通常4ユーロの入場料が1ユーロでした。
4ユーロでも、日本の美術館と比べると安いですね。


道路をはさんだ向かいにある、もうひとつの美術館、ノイエ・ピナコテーク。
こちらも、通常7ユーロの入場料が1ユーロで見学できました。


『マルガレーテ・ストンボロー=ウィトゲンシュタインの肖像』グスタフ・クリムト。


ゴッホの『ひまわり』。


『アルルの眺望』ゴッホ。


なんともしっとりした生地……。


ドイツの画家、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フォン・シャドーの絵を拡大したものでした。


モネの『睡蓮』。


『アルジャントゥイユの橋』モネ。


どの部屋も空いており、ゆっくり見て回ることができました。


好きな絵と一緒に記念撮影もしました。
ポール・シニャック『「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂』もその中の一枚です。


『ミュンヘンのビアガーデン』マックス・リーバーマン。


こちらは、本物のビアガーデン。ビアホール巡り4軒目のレーベンブロイケラーです。
ビアガーデンは満席でした。


一方、店内はガラガラです。お天気がよければ外で食事、が原則のようですね。


レーベンブロイケラーは、レーベンブロイ醸造所直営のビアホールです。


夫は、ここでも黒ビールのお替りを。ドイツでは、毎日4杯は飲んでいました
私はレモネード専門です。


ナイフが刺さって出てくるのが、シュヴァイネハクセ。
皮がぱりっとして、美味しかったです。


おなじみザワークラウト。


少し太めのシュパーゲル。前回、オランデーズソースで食べたので、今回は溶かしバターにしました。


レーベンブロイケラーは、金のライオンが目印です。


日没が遅いドイツですが、夜10時を過ぎたので、さすがに薄暗くなってきました。


ミュンヘン街歩きとビアホール巡りは、もう少し続きます。

  
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