最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

未唯のお気に入り

2005-03-31 | 未唯(みゆ)
今日は、未唯のお気に入りのぬいぐるみ、シープちゃんとのツーショット写真を。
未唯は、寝るときは、必ず、このぬいぐるみと一緒です。
ぬいぐるみの名前はシープちゃん。母のニュージーランド土産です。
中国ではパンダちゃん。オーストラリアではコアラ君。旅行好きな母の
バッグに必ず入っているのが未唯へのお土産です。娘の私への土産が
ない時でも、未唯にだけはあるんですよね、これが。(笑)
最初は、ぬいぐるみにも凝った名前をつけていましたが、
数が多くなって、めんどうになったので、安易なネーミングになって
しまいました。

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石敢當(いしがんとう)

2005-03-30 | 沖縄
写真は、「石敢當(いしがんとう)」です。
まるで、表札みたいに、あちこちの塀についているので、
最初はなんだろう? と思っていましたが、これも、シーサーと同じく、
魔よけなんですね。(沖縄はよほど魔物が多いのでしょうか)

悪鬼は直進するのみで、曲がることができないから、T字路の突き当たりの
家などに飛び込んでしまうのだとか。
直進しかできないなんて、ちょっと……ですね。(笑)
そこで、T字路の突き当たりの家などに、悪鬼を駆逐する強い神として
信仰されている、「石敢當」がつけられているわけです。
昔から、辻は魔界の入口などと言われて恐れられていたせいか、
突き当たりの家だけではなく、三叉路にも、この「石敢當」があるんです。
そういえば、うちも三叉路の角地です。だからお向かいの塀にも石敢當が
あるのですね……。
「石敢當」もなく、ちびシーサーだけの我が家には、やっぱり、魔物が集合かな? 
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シーサー

2005-03-29 | 沖縄
沖縄では、ほとんどの家に、当然のごとくあるシーサー。
ご存知、魔よけです。写真のように、ご近所の門柱の上
にちょこんと載っています。この辺りでないのは
うちだけかも。もしかして、魔物は我が家に集中?
借家なので、勝手に門柱の上にシーサーを載せるわけにもいかず、
とりあえず、ちびシーサーを買って玄関の下駄箱の上に
置いています。こんな小さなもので大丈夫かな?

ところで、このシーサー、雄と雌の対になっていて、
口を開けているほうが雄、閉じているほうが雌だと聞いています。
雄は大きな口で威嚇して魔物を退けると同時に、福を呼び込み、
雌は、その福を逃がさないように、しっかり口を閉じているのだとか。
でも、まったく逆の説もあるのです。さて、どちらが本当? 
まあ、口を開けているほうが雄、というほうが好みなので、
そう覚えておこうっと。

沖縄料理

2005-03-28 | 沖縄
写真は、沖縄料理専門店のランチです。
沖縄料理はヘルシーなことで有名ですが、好き嫌いが
分かれるようですね。
確かに、なかみ(豚モツ)汁、ゴーヤのおひたし、
ミミガー(豚の耳の皮)の和え物など、独特です。
中央の右端にあるのは、ジーマミー豆腐(ピーナッツ豆腐)です。
この豆腐は、揚げ出しにしても美味しいですよ。

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沖縄そば

2005-03-27 | 沖縄
沖縄料理といえば、まずは「沖縄そば」でしょう。
去年の5月に沖縄に来てから、ガイドブックに
載っている店や、口コミで美味しいと聞いた店を
回っています。
とろとろに煮込んだソーキ(豚のあばら肉)が載った
「ソーキそば」は絶品。
あちこち食べ歩いた結果、意外にも、家の近くの
「いさやそば」が一番好みに合っているような……。
しかし、今日もまた、更なる味を求めて、新しい沖縄そばの
店へ行ってきました。写真は、そのお店のソーキそばです。
でも、軍配は「いさやそば」かな。

ところで、沖縄そばが「そば」と呼ばれるまでには
いろいろ苦労があったようです。
確かに、日本蕎麦とはまったく違う麺。
「全国生めん類公正取引規約」によると、「そば」という
名称を使う場合、そば粉が30%以上入っていないと
いけないそうです。
沖縄そばには、その「そば粉」がまったく入っていません。
そこで、全国製麺協同組合連合会を説得し続けて、昭和52年に
通称としての「沖縄そば」が認可されたのだとか。
それが10月17日なので、その日が「沖縄そばの日」なんです。
もちろん、その日のスーパーは沖縄そばが前面に並びます。
年越しそばも、もちろん、沖縄そばなんですよ。
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北日本文学賞

2005-03-26 | 小説
「北日本文学賞」は、地方文学賞では人気も権威もある賞で、選考委員は、
宮本輝氏おひとりです。
通常は、最終候補者の中から、大賞ひとりと、選奨ふたりが選出されるの
ですが、私が最終候補に残ったときは、大賞ひとりと、選奨がひとり。
それで、私の選評は……。
小説の内容について触れたあと、「この人の作品も選奨にしようかと
思ったが、知ったかぶりが鼻についたのでやめた」
「そ、そんな~宮本先生~」
私は、思わず、叫びたくなりました。
しかし、確かに、思い当たることが……。
登場人物のひとりが、病気について語るシーンがあるのですが、
十分、自分の中で消化することなく、書いてしまいました。
聞きかじりをそのまま披露するほど、お粗末なことはないですね。深く反省。
もちろん、宮本先生は大好きな作家ですので、それ以後も、
根に持つことなく(笑)、本を読ませていただいています。
ただ、宮本先生の新刊を手にするたびに、選評の、「知ったかぶりが~」の
フレーズを思い出してしまうのです。(笑)
そして、その後、知ったかぶりなど絶対にしない友人が、あっさり
大賞を受賞したのでありました。(ううっ)

写真は、昨日に引き続き、Kさんから送信していただいた、見事な蘭です。

コバルト短編小説新人賞

2005-03-25 | 小説
「律子の事件簿 File 2  傘の中」の配信原稿が
届いたので、そのチェック。
▽有料版(ジョルダン乗換案内NEXT)
4/13(水) : 全編まとめて配信開始
▽無料版(AD乗換案内)
4/13(水) : 上巻配信開始
5/11(水) : 下巻配信開始
となっています。

こちらは『女たちの殺意』と違い、
ライトなミステリー。File4まで書く予定です。
時々、コメントを残してくれる律子さんの
お名前を拝借しました。
また、「あさよむ」のほうでも、
「落ちていく前に」と「落ちていく前に」の続編、
「かくれんぼ」が配信されています。

私は、どちらかというと、ダークな話を書くことが
多いのですが、実は、ライトな話を書くのもかなり
好きです。最初に小説の賞をいただいたのも
「コバルト短編小説新人賞」でした。
タイトルは「カメレオン・シンドローム」。
誰にでも合わせてしまう女子高校生の話です。
30代での初投稿で、内容は学園物。もしかしたら、
コバルト系の受賞者の最年長記録かもしれません。
大賞なしだったので、佳作の私の作品がコバルトに
掲載されました。

茨城のKさんより、蘭の写真を送っていただきました。
趣味で育てておられるとは思えない、見事な蘭ですね。

未唯のコレクション

2005-03-24 | 未唯(みゆ)
今朝は未唯(みゆ)を病院に連れていってきました。
年齢が年齢なので、色々な問題はありますが、それでも、
14歳にしては、元気いっぱい。
毎日、ぬいぐるみの中から、気に入ったものを
選んで遊んでいます。でも、寝るときは、ずっと
同じぬいぐるみなんですよ。
 
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九州さが大衆文学賞

2005-03-23 | 小説
光沢のある青いスーツと黒いサングラス。オーラを放ちながら会場に
入って来られたのは、選考委員長の笹沢左保氏。
そのダンディさは、まるで映画スターのようでした。

「九州さが大衆文学賞」の授賞式は、佐賀市内のホテルで行われました。
大賞受賞者が、正賞の有田焼の壷を受け取る中、佳作の私は、銅版の
盾をいただきました。人間国宝作の壷はもちろんすばらしかったけど、
盾も、ずしりと重くて、素敵なデザイン。
立食パーティのあと、ホテルのバーで、「笹沢佐保スペシャル」と
名づけられた特別のカクテルをご馳走になりました。なあんて書くと
笹沢先生とふたりでバーに行ったみたいですが、もちろん、受賞者
全員参加です。
私は、残念ながらアルコールが体質に合わないのですが、さすがに
「笹沢佐保スペシャル」は、全部いただきましたよ。
口当たりのいいカクテルの味は忘れられません。でも、笹沢先生が
お亡くなりになったので、もう2度といただくことはないのですね……。

酔った勢いで、笹沢先生にいくつか質問しました。
当時(というか、ほんの少し前まで)は、せっせと書いては応募する、
というのを繰り返していましたので、少しでもヒントをいただけたら、
と思って……。
応募をしている人以外は、興味のない話だと思いますので、
読み飛ばしてください。

私は、応募するとき、下限ぎりぎりの枚数で出すことが多かったので、
かなりそのことを気にしていました。(50枚~100枚のときは50枚で応募など)
それで、「やはり、下限ぎりぎりの枚数での応募は不利でしょうか。規定
いっぱいに書いたほうがいいでしょうか」と質問したのです。
笹沢先生は、
「君は、おかしなことを心配するんだなあ。枚数で、有利不利はないよ。
考えなければならないのは、この枚数で書くべき内容かどうか、だ。
枚数を増やすためだけに水割りみたいになった作品は読みたくないからね」
とクールに答えられました。私は、その間もオーラを浴び続け……。
ということで、それ以後、枚数に関しては、この作品はこの枚数で
本当にいいのかどうか、だけを考えるようになりました。

余談ですが、宿泊したホテルの部屋に、翌朝、佐賀新聞が差し
込まれていましたが、一面の半分に、授賞式のカラー写真が
掲載されていてびっくり。
旅費も宿泊費も主催者持ちで、家族も招待され、楽しい思いを
させてもらった授賞式でした。選考委員の先生方も、笹沢先生、
森村誠一氏、夏樹静子氏、と超豪華。
でも、これは、あくまでも、私が受賞したウン年前の話です。
笹沢先生がお亡くなりになってから、変更もあるようですので、
応募される方は、ご自分で確認してくださいね。

写真は正賞の盾です。しまってあったのを引っ張り出して撮影しました。
ついでに、ちょっとだけ室内の雰囲気も……。



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角田光代さん

2005-03-22 | 小説
日曜日の「情熱大陸」に、角田光代さんが出演しておられたので、
DVDに録画。ようやく今日、見ました。
角田さんは、きちんとした印象なのに、決して堅苦しくなくて、
柔らかい雰囲気なのも好みでした。
どうも、男性より女性に目がいく傾向が……。(笑)

喋ることに対するコンプレックスがあるそうですけど、
話された言葉は、どれも、ちゃんと胸に届きました。
印象に残ったフレーズを少しだけ。
「小説はいろいろな読み方ができるし、それはすごく
自由だけど、その自由な中で一番つまらない読み方は、
作者と結びつけて考える読み方だと思う。歪んだ家族を
書けば、歪んだ家族だったのですか、とか。いじめを
書けばいじめに遭ったのですか、とか。もし、その小説を
面白かったと評価するのであれば、評価すべきは、作者の
想像力であって、作者のプライベートではない」

その他は……
風景にすぐにとけこんでしまって、作家然としたオーラがない。
朝型の作家で、毎朝7時30分に仕事場であるマンションに向かって、
夕方5時までしか執筆はしない。
過度の自信のなさは、まったく母親に褒められなかったことに
よるものである。その自信のなさは、最近は自分の個性のひとつと
なっている。その自信のなさが、前に進ませてくれることもある。
などなど……。
これは、保存版にしておこう。

『女たちの殺意』も、私の平々凡々なプライベートと切り離して
読んでいただけたら、と思いますが、作者の手を離れたら、
どうお読みいただこうと読者の自由。
どうぞ、いろいろな感想をお聞かせくださいね。

作家のオーラといえば、ものすごいオーラを持った方にお会いした
ことがあります。故・笹沢佐保氏です。「九州さが大衆文学賞」の
選考委員をしておられたので、佐賀市で行われた授賞式の会場で
お目にかかりました。明日は、その話をさせていただきます。