スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

とにかく生きてみるvsおおらかなH

2012年04月04日 | 自分的エッセー

とにかく生きてみる。深夜バイトも連続6勤となり、足の疲れがなかなか取れないままになんとか、ごまかしながら生きている。ちょっと大層な表現ですが、足の疲れはとれないまま、少しづつその疲れが蓄積され、もう完全に軽くなることはないのだろう思いながら、深夜のたち仕事につく。

ところで、春となった。あったかくなった。そうすると私のDNAの、このエロの部分がざわざわと騒ぎたててくる。それは動物の交尾を促すように私の体や、下半身のサカリを配合した血液が循環するような気がしてくる。
ただ、この年と一概にくくることは出来るが、50歳オーバーのよくある話をするのではない。
「もうすっかり・・・役にたたなくて」というような状況でもないし、ばりばりギンギンカチカチを誇る状況でもないのだ。ただ・・ふわりと女性の体に触れてみたい。女性のホルモン分泌の匂いをかいでみたい、ギュウと抱きしめた時の、女性の息使いを私の皮膚で受けて見たいなどと霞のごとく、浮かんでは消え、消えては思いをめぐらすのである。
ようは・・・裸の女性とイチャイチをしてみたいだけのことである。
 

今、世間を見渡しても、AVなんかでも、その性癖というか嗜好がやもすればマニアックなもの、
きちんとした手順を踏んだものに傾斜している傾向がする。当たり前といえば、そうなんだが、Hの最中に、ちょっと休憩を挟みお互いに甘いもので食べながら、バスローブから見えるあそこやそこをチラチラと目を追いながら、まだお互いに果てていないことを、恥ずかしがらず、その後に繰り広げる快楽に期待をしながらのティータイムブレークもまたいいのはないかと思っている。
この季節、花粉症に悩まされ女性がいる。
どんなにムードをよくしても、完璧な手順で、いざ挿入になっても、ズルズル、グシュギュシュと鼻汁をすすりながらのH、インサートに男サイドもしらけ気味になるのに、ましては女性側からすれば、吐きたい息と吸いたい鼻水の葛藤はいかんせん、エロのかけらも感じられないだろうと思う。

昔の話しには、隣に子供寝かせて、その横でHをするムード0の東南アジア的極小住宅のお父ちゃんように、お母ちゃんの横で寝ている子供まで一緒に愛するごとくするそのHに貫禄すら感じることもあるし、ましてはその状況で体を開き、お父ちゃんの慣れた愛撫に体を委ねる、そのお母ちゃんこそ素晴らしい心の持ち主であり、おおらかなHの実践者といえよう。
私は、この季節、サカリが付き始めた50歳男のHとして、おおらかなHをしてみたいと思っている。
Hの目的は、お互いに人間愛に包まれることであると思う。
異性に触れ、異性の匂いを嗅ぎ、異性の体を感じる、そしてその気持ちが最高に高揚した時に、一つに繋がるという形を素のまま実践してみたい。
勝負パンツなんかなくていい。健康的な見地から選んだ下着でいい。腹がでていようが、バスとが下がっていようが、3頭身であろうがそんなの関係ない。毎日毎日、懸命に生きているその体を、
美空ひばりの曲にのせて、ゆっくり撫でて、唇を這わせて上げたい。
「ちょと待って・・」と言って、私の前でおならの一発もしてくれるのがいい。
どっからそんな声をだすのかと思わせるくらいに、長年の声帯に、いくつになっても発せられる女性の鼻声が絡みあい、この女性にもあった青春時代を一瞬見せてくれるのがいい。
どんなAVよりも、感じだしたら止まらない直進山のような一本道をアクメに見せてくれるヤラシさがいい。行為のあとも、洒落た話もなしに飲み物を注いでくれる女性がいいのだ。
そして、一緒にお風呂に入り、体を隅々までこすってくれたら尚よいのだ。
おおらかなH・・・・あこがれるのである。

大阪ダウンタウンの古いラブホテルというか、連れ込みホテル。
仕事が遅くなったりしたら、たまに利用する。21時から翌日の12時まででゆっくりと寝ることが出来る。また会計も安く、気安くフロントのおばさんと立ち話も出来るのだ。
12時10分前に降りていくと、フロント前で60歳くらいのカップルが部屋を探しているところである。
私に気づいた女性が、おどろいたよう様子で顔が「おおお・・」と言って少し長くなった。
その御年にしてはスタイルのいいほうで、黒のブーツが良く似合っていた。
男性の腕に手を入れて、堂々とエレベーターのほうに向かって行った。
下げたビニール袋には、スパーの巻き寿司がはっきりと見えていた。
おおらかなHをするのだろう。
私の予想であるが、H前にまき寿司を食べるはずである。
そして少し残ったまき寿司をHの後に・・・食べてほしい。
おおらかなHとは・・・食うて、やって、また食うことが基本なのだから。





 

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