スピリチャルTIMES 「とにかく生きてみる!」

スピリチャルTIMESの編集長北村洋一が、この不確定な社会に生きている人々の喜怒哀楽をレポートする。

出版プロデーュスVS風俗女性VSスピリチャル

2010年09月15日 | 日記

昨日、大阪で活躍(名前は知れ渡っていません)する作家さんとお話しする機会がありました。今の出版業界のおかれている無残な現状を愚痴を含めて、聞かせてもらいました。それ以上に、大阪発の本が全く売れないことに話題がうつりました。大阪発の本は、「サカボン」と言って昔から東京では、馬鹿にされている風潮があるのです・・・・
そこで、今私が考えているノンフィクション的な、小説のスクリプトをお話しさせていただきました。

ある女性の話しなんですが、彼女は風俗に勤める女性です。その風俗は、男性の前律線のマッサージを専門にするお店です。男性は寝ているだけでいいのです。女性は,その男性の性的興奮をする箇所を巧みにマッサージをして、逞しい勃起を起こさせて、快感を提供するのです。これは巷にあるファションヘルス等では出来ない熟練された技が必要なのです。その女性が、5年の間に接した男性(お客様)の色々な癖や、普段の仕事モードではみれない、その時間だけの様子をどのように思ったかを述べながら、自己嫌悪に堕ちていく自分と、幸せになりたいと思う自分との葛藤を、スピリチャルの力によって前に進むというストーりです。
多くの女性がスピリチャルヒーリングを受けると考えることがあります。
自分の気のアップや、自分のオーラーの浄化は自分自身で出来る可能性があることに気づきます。そこでサロンに通い、勉強をして資格(公のものはない。すべて民間)をとります。将来を考えての自己啓発ですが、この時点から大きな迷いが生じてきます。まずは、ヒーリングサロンを立ち上げたところで、すぐには食べれないのが普通です。特に高額収入を得ている風俗の女性が、足を洗ってこの仕事についたとしても食べれない事実がそこに大きな壁になります。所詮世の中「銭」という生きる為の座右の銘が、頭にはっきりと浮かんでくるのです。別の仕事を選んでも今までの収入も見込めないとしたら、もう一度風俗の世界に戻ろうかなと思いはじめます。
でも今では、スピリチャルヒーリングを勉強した自分には、この葛藤、矛盾こそが迷路にさまよう始まりなのです。自分を信じろ! 心はそれを望んでいない! 自分を褒めてあげて! 毎日気を浄化して、ラッキーカラーを見つけて、瞑想をしても、明日の家賃を考えなければならない自分が、なんとも情けなくなります。
そして・・・・もう一度風俗の世界に帰っていきます。
昔の自分に決別して、新たな道を歩くことに希望に喜びをもった時、風俗よりいいと確信したはずの自分が、リアルに生きることの厳しさに突き当たり、もう一度風俗にもどった。もどった自分は、スピリチャルヒーラーとしても先生の資格もある。
さあ昔みたいに自分を隠して生きるのか、開き直って、風俗嬢であり、スピリチャルヒーラーとしてカミングアウトして、楽な、あるがままの気持ちで生きるのか?
人間として、女性として、自分に鋭く問いかけるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする