山場

脚本と演出を担当している劇団の稽古へ。

稽古は毎週やっているんだけど、今日はいつものとちょっと違う。
場所もいつもの稽古場とは違うとこ。
前半のかなり山場の日なんだよね。

前半と言っても芝居の前半部分という意味ではなく、舞台制作期間の中での前半の事ね。
舞台で使う映像を撮影するんですわ。

ちょっとした映像だけど、でもこの為に色々な人が色々と動いていた。
それがようやく成果を出せるのだ。

そんな日だからか？
いつもは開始時間になってもなかなか人が揃わないけど、今日は定時にビシッと全員が揃ったではないか。
おお。
凄い。
忙しい人達だけど、今日は予定をやりくりしてどうにか都合をつけたんだろうな。

そして準備もなんだかキビキビとしているぞ。
おお。
凄い。
撮影を開始しても休む事なく、汗をかきながら、一生懸命頑張っているんだよね。

いいのか？
お菓子とか食べたりしなくていいのか？

いつも、お菓子を食べるついでに稽古しているんだと思っていたよ。
あまりに真剣なもんだから、休憩しなくてもいいのかって逆に心配になってきてしまうね。

この劇団としては今回のが旗揚げ公演になるとはいえ、みんなかつて別の劇団に所属していて実績のある人ばかり。
さすが、ここ一番の集中力は凄いな。
やるときはやるのだ。
ちょっと見直しましたよ。
日付が変わるギリギリまで、ほぼノンストップで撮り続けたもんね。

ま、「気が重い」だの「やりたくない」だの「お腹がすいた」だの、文句は言い続けていたけどさ。
終わった瞬間にお菓子が大量に配られていたけどさ。

でも面白いのが撮れたんで、良かった。
シャインクラブの時もそうだけど、役者やスタッフのおかげで自分が思っている以上の物が撮れると嬉しいんだよな。
満足ですわ。

さて、とりあえず前半の山場が終わったから次からは後半、つまり本番に向けて進むだけだな。
なんだか妙に達成感があるからホッとしちゃってるけど、そんなヒマはない。
あと４ヶ月か…。
どうなる事やら。