MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

希望の場所

2013-05-06 | Weblog


ゴールデンウィークの最終日。
今日は、母・美智子とどこかに行くってのは決まっている。
けど、どこに行くかってのは決めていない。

なので、息子(4歳)に決めさせる事にした。

とんでもないとこを言われても面倒なので、「遊園地か、水族館か、公園か、地獄巡りか、高崎山か……どれがいい?」
と選択制にしたんだけど…

「高崎山!」

との答え。

高崎山~?
意外なものを選ぶなぁ。
絶対に遊園地になると思いながら聞いたのにさ。

ま、本人がそこがいいと言うんなら、そこにしましょっか。

2年くらい前にも一度連れていった事があるんだけどね。
その時、いつの間にか猿がボクの足下でオシッコしてたのよ。
息子がそれに気付き「足のとこに猿がオシッコを!」と叫んでくれて、それを踏まずに済んだのだ。

どうやらそれが楽しかったようで。
いまだに高崎山の話になると「猿が足のとこでオシッコしてたねぇ」と言うほど。

父親の足下に猿がオシッコをする=楽しい=行きたいって事なんだろうな。
今日も行くと決まったらわざわざ紙に「さるがおしっこするからきをつけて」と書いて渡してきたほどだもん。

いい機会だ。
あれだけ大量の猿を見てんのに、感想がオシッコだけってのは困るからさ。
大分県人である以上、高崎山の素晴らしさを堪能しておくべきだ。

と、出かけてきた。

行く途中、愚妻が「足の下を猿が通ったらいい事がある」と言う。
ああ。
なんか聞いた事あるな。
テレビか雑誌かネットか忘れたけど、足の下を通らせようとしている人の姿を見た事がある。

そんなの絶対ウソだけどね!
ばからしい。
高崎山には何度も言ってるけど、そんなの言いだしたの最近だぞ。

と思いつつも…

現地についたら足を広げてしまう自分。
くだらないと感じていても、くぐって欲しいのだ。
ウソだと分かっていても、くぐって欲しいのだ。

しかしそんな気持ちを猿も察しているのか。

愚妻のほうは次々にくぐっているのに、ボクのほうには近寄りもせず。
くっそ~!
なんでだ!

そんな短い足のヤツよりも、ボクのほうがくぐりやすいだろうに!

母・美智子は「おいで!おいで!ここ通っていいよ~!」と叫んでいる。
そうまでして通って欲しくないが、その作戦が功を制したのか、こちらも3回ほど通っていた。
プライドさえなければボクも叫ぶのに…自分の自尊心が憎い。

結局ボクは一度もくぐってもらえず。
それどころか、目の前にいた猿がウンチをしてやがったよ。
そして、写真を撮ろうとしたら噛み付きそうなほど怒られてしまった。



悔しい…。
くだらないし、ばからしいけど…でもやっぱりショックだなぁ。
あれだけたくさん猿がいるんだから、誰か一人くらい通ってくれてもいいじゃん。

猿め…。

でもまあ息子は楽しそうにしてたからいっか。
猿に怯えつつも、満喫してたようだ。

家に帰って、「高崎山どこがおもしろかった?」と聞いてみると…

「猿がウンチしてたねぇ」

って!
それかい!

結局、オシッコがウンチに変わっただけの印象ですわ。
残念。