保育園で仲のいい数家族と、花見をする事になった。
遊具のある公園へ各自集合。
我が家が一番に到着したようだ。
さて、どこにシート敷こうかな。
ちょっと早い時間だから、まだあちこち空いているんだよね。
あっちのほうなら桜が多い。
けど少し遊具から遠い。
こっちは桜は少ないけど、遊具からは近い。
さあ、どこにする？
結局、花より近さをとりましたよ。
どうせ桜なんて誰も見ないだろうしね。
それにこっちなら、真横に土手があるから草ソリがやり放題なんだよな。
いや、土手はズラッと長いからどこでも出来るんだけどさ。
でも横に座っていたら、その部分の土手だけはあまり他の人は使わないだろう。
ここはプライベート土手として使い放題になるのだ。
なかなかの贅沢だよ。
おかげで大人も一緒になって滑りまくっておりましたわ。
でもまあ息子（４歳）らももう４歳児。
小さい頃と違って、自分達で勝手に遊ぶようになったからかなりラクだね。
前はこのメンバーで来てても、ちょっと離れたとこにある遊具で遊ぶ時は常に誰か監視が必要だったもん。
でも今ではこっちのシートに座ったまま、お菓子なんかをつまみつつ、遠くで遊ぶのをチラッと確認する程度。
ラクだ。
恐ろしくラクだ。
離れているからその姿を探すのにちょっと時間かかったけどね。
特に今日の息子は黒っぽい服だったから、失敗だった。
今度公園に来る時は、蛍光の黄色でも着てくるようにしよう。
そんな花見をしている時。
しばらくして。
ボクらの少し横に、家族連れがやってきた。
両親プラス女の子という家族。
するとそのお父さん。
地面にカンカンカンッ！とトンカチで何やら打ち付けているかと思ったら…
テントを組み立てているではないか！
テント！？
花見で？
何でよ！
お父さんだけじゃなく、しばらくしてお母さんも娘さんも手慣れた手付きで手伝いだした。
そうして完成。
そしたらその家族、テントの中に入っちゃったではないか。
いやまあテントだから当然だけどさぁ。
花見だよ？
何やってんだ？
その後、気になってちょこちょこチェックしていたけど、テントに入ったまんま。
いや、完全に出てこないわけじゃないんだけどさ。
たまーに外に出ては、遊んでたから。
病気とかそんな感じでもなさそうだ。
せめて外が見れるテントならいいけど、これを公園でやる意味があんのか？
あ、この親子にとっては花見がメインじゃないのかな。
テントの中で食事をするってとこがポイントなのかもしれない。
ま、確かにそれはそれで楽しそうではあるけどね。
外でありながら中であるっていう『テント』という空間は、何だかワクワクするもんね。
もしくは、単純に紫外線対策とか？
家に帰ったらボクの顔は真っ赤になってたからな。
テント正解だったかもしれない。
どうせ桜も見ないんだし、来年からはボクも見習おうかなぁ。