MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

20年ぶり

2013-03-19 | Weblog
朝。

パソコン作業をしつつ、何気なくベロで歯を触ったら…。

ん?
左下のほうが、違和感あるぞ?
明らかにいつもの歯の形状とは違う感触なんだよね。
なんかギザギザに尖ってる気がすんの。

ん?
どういう事?

あ、あれかな。
ご飯粒とかそういうのが付いたまま、固まっちゃってる状態。
そうに違いない。

と自分を納得させようとはしているけど…

そうではないのは何となく分かる。

だって、明らかに凹んでるんだもん。
何かがついてるんじゃなく、絶対に歯が削れてるんだもん。

ああ…
見たくない…
でも見ないわけにはいかない。

恐る恐る洗面所へ。
意を決して鏡を見る

と…

うわぁ。
やっぱりだ!
見たくなかった!

真っ黒になって、完全に欠けちゃってるよ!
こんなに完璧な虫歯になっていたとは全然気付かなかった。
たぶん、裏側のほうから虫歯になってたんだろうね。
それがたぶん今朝、歯磨きの時か何かに欠けちゃったんだろう。

こりゃいかん。
さすがに放っとくわけにはいくまい。

諸般の事情で、歯医者さんにはしばらく行ってなかったんだけどなぁ。
たぶん20年くらい行ってないと思う。

男だし、なにより大人なので、諸般の事情ってのが何なのかは書きたくないけどね。
ボクにだってプライドがあるのだ。

まあ最初に「こ」がついて、次が「わ」で、最後が「い」って理由だ。

ローマ字で書くと「KOWAI」だ。
おっ!
コナミかカワイみたいで、ちょっとカッコいいんじゃないか?
そうでもないか?

ま、どっちでもいいや。
痛みはないんだけど、歯がかけちゃってたらさすがに行かないわけにはいくまい。
仕方なく20年ぶりに歯医者さんへ行ってきましたよ。

受付をすませ、診察室に通される。
20年ぶりに座る、歯医者さん特有の真横になる椅子。
この雰囲気が恐ろしさを増幅させる。

でも。
やっぱりボクも大人の男だ。
歯医者さんの前であっても、少しでも怖がっていないように見せたい。

精一杯普通のフリをする。

「歯の治療?そんなのいつも麻酔無しでやってますけど?ま、好きにやってちょうだい」

という態度で椅子に座る。
額に脂汗がにじみ、手は握りこぶしのままではあるが、必死でそうアピールする。

しかし。

こっちは、歯医者を怖がってないフリをするド素人。
一方相手は、歯医者で怖がってないフリをするド素人を見分けるプロ。

その差は歴然だ。

「ふふっ…。こいつビビってるくせに平気っぽい顔しちゃってさ。でけぇ鼻のくせに」

と、マスクの中で笑っているのだろう。
悔しい。
誰が鼻デカだよ!

そんなボクの唯一の希望は、20年ぶりというところ。
だって20年も経つんだよ?
すんごい機械が出て、治療も少しは痛くなくなってきてるかもしれないじゃないですか。

医学の進歩に期待しよう。
今日のところは、詰め物したり歯石取ったりするだけで、よく分からなかったけどね。

でもあのキーンって歯医者さん独特の音は相変わらずだったな。
進歩してくれてんのかなぁ。
今後の治療が楽しみなような不安なような…。

当然ながら今回の箇所以外にも虫歯はいっぱいあり、これからしばらく通う事になりそうだ。
少しでも早く終わって欲しいものだな。