MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

締まり

2013-03-22 | Weblog
小学校の卒業式の撮影に行った。

いつものように、生徒が入場してくるところで早くもウルッときてしまう。
大きく立派に育ってくれたね。
と、全く面識ない生徒ながらも何となく感動してしまう。

それがこの卒業式独特の雰囲気が成せる技だろう。

赤の他人のボクでもこんな気持ちになるんだ。
こりゃ保護者の方達はさぞかし号泣してるんだろうな。

と周りを見渡してみると…

誰一人泣いてないぞ!
感動はしてるんだろうけど、涙まで流してんのはボクだけじゃん!

身内が誰も泣いてない中、部外者のボクだけが何で泣いてんのよ!
おかしいでしょうが!
そう思ったらようやく冷静になれ、涙も引っ込みましたよ。

その後も見ていると、保護者の方が泣くのは卒業証書貰ったり、別れの言葉を言ったりする時だったね。
ちょっとボクは泣くのが早すぎたようだ。
来年からはそれに合わせて泣くようにしよう。

さて。
そんな卒業式は無事に終了した。
いい式だった。

でもさぁ。
以前にも書いた事あると思うけどさぁ。

今年もまた!
最後の歌で「贈る言葉」がなかったんだよな!

なんでよ!
卒業式といったら贈る言葉でしょうが!
海援隊の名曲でしょうが!
暮れなずむ町の光と影の中でしょうが!

なんで歌わないのよ!

最後にあれを聞かないと、どうもスッキリしない。
卒業式が締まらない。

結婚式で、最後に花嫁からの手紙がないようなものだ。
ウルトラマンがスペシウム光線を出さずに勝ってしまうようなものだ。
ディズニーランドでエレクトリカルパレードがなく、ホタルの光で閉園してしまうようなものだ。

無いならないでも問題はないんだけど、なんとなく釈然としない。
もやっとしたままで気持ちが悪い。

まあ、今の小学生に海援隊って言ってもピンとこないんだろうけどさ。
でもそれを見る親世代にとっては欠かせないものなのだ。
どうか来年こそはしっかりと歌っていただきたいものだね。

けど、そんなの歌われたらボクはますます号泣しちゃうんだろうなぁ。