MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

あたふた

2013-03-07 | Weblog


朝。
いつものように一足先に出かける愚妻を送り出した後、ちょこちょこと朝の準備をする。

そんな時。
電話が鳴った。

愚妻からだ。

ん?
何だ?

たまにこうして出かけた後に連絡をしてくる事があるんだけどね。
だいたいが、くだらない内容ばかりだ。
「お腹痛くなったから、コンビニのトイレに行った」とかさ。
「(息子の)保育園のカバンにタオル入れ忘れてた」とかさ。

どうせ今日もそんなやつだろう。
いつもはメールなのに電話してくるとこを見ると、多少は緊急性のある事かもしれないけどね。

なんて思いながら出てみると…

ん?
何だか様子がおかしい。
完全にパニクっているのが分かる。
そしてしぼり出すような声で…

「事故った…」

と言うではないか!

え!!
事故!?
マジかよ!!

どうやらコンビニから出る時にトラックと接触したそうだ。

こりゃ大変だ!
家からそんなに遠い距離でもないので、急いで駆けつける事にした。

あ、でも息子(4歳)はどうする?
置いていくわけにはいくまい。
かといって連れて行っても邪魔だし…
何しろ状況が分からないだけに、見せたらトラウマになってしまうかもしれない。

でもタイミング悪く、近くに住む実家は都合が悪い。
もう保育園に連れていける時間だから連れて行こうとしたんだけど、本人が拒否。

ボクがさっき「事故」と言った言葉で飛び起きたからさ。
母親に何か異変があった事を分かっちゃってんのよね。

「そこを見に行った後で保育園に行く!」

と言い張る。

仕方ない。
とりあえず着替えだけさせ、保育園のカバンを持ってから事故現場へ行く事にした。

車を10分ほど走らせ、事故現場付近へ。

おお。
見るのが恐い。
早く着かなくちゃという気持ちと同時に、現実を見るのが恐ろしい。
しかし行かなくてはいけない。

恐る恐るコンビニに近づいて行く。

と…

うは~!

壊れてる壊れてる!

こりゃひでぇわ。



派手にやってくれちゃったなぁ。

ま、体のほうは愚妻も相手も全く大丈夫だから一安心。
そして相手のほうの車体はトラックだったって事もあり、ビックリするくらいに無傷。
言われてみれば横のとこに愚妻の車の色が付いているかなって程度。

おまわりさんとか保険屋さんとかの手続きが終わったら、さっさと去って行きましたわ。

まあ見た目は派手だけど、こすった程度の事故だもんね。
相手は体も車も無事だし、結果的にはほぼ自損事故みたいなものだよ。

しかし愚妻はこういう状況には弱いな。
アワアワなりながら次々にかかったりかけたりする電話に対応し、アタフタしながらおまわりさんの書類に記入してましたよ。
ボクが渡した飲み物を飲む余裕もなく、ずっと持ったまんま。

そんな横で息子は、壊れた部品を何度も確認に行っては、「ここも壊れてる!」「あ!こっちも壊れてる!」と嬉しそうにしていた。
お前は何しに来たんだか…。

もう気が済んだだろう。
とりあえずこいつは保育園に連れて行こう。
コンビニでパン(ランチパックイチゴジャム)を買って食べさせ、目くそのついたまま送っていきましたわ。

先生に事故の事を言うんじゃないぞ。
みっともないからさ。
と、散々念を押しておきましたわ。

その後、再び現場に戻ると、レッカーで運ばれていく愚妻の車の姿。



ああ…。
実に哀しい姿だ。

その後は車屋さんに行き、状況を確認したりして終了。
どうにか愚妻も落ち着いて、後は車が綺麗になって戻ってくるのを待つだけだね。
実質の被害は、来年の保険料が上がるくらいかな。

そういえば夕方、息子を迎えに保育園に行くと先生から
「お母さんが事故にあったみたいですけど大丈夫ですか?」
と言われた。

やっぱり言ってる~!