きびだんご

岡山に住むＩ氏が帰省してきた。

旦那のほうは仕事のようで今回は奥さんだけ。
こないだイタリアに行ったらしく、お土産を持って来てくれた。
ありがたいね。

けど…

作って飲むスープを貰ったけど、全部イタリア語なんだよな！
作り方も当然イタリア語。

全く読めやしねぇ！

まだ英語ならどうにかなりそうだけど、イタリア語はさっぱり分からん。
「ボンジュールノ」と「グラッチェ」くらいしか知らんぞ。
そんな知識では、とてもこの文章を読めそうにない。

とりあえずこれを作るためには、イタリア語学校に通うとこから始めなくちゃいけないな。
３年くらい通えば、おおかた文章も読めるようになるだろう。
その時ようやくこのスープを作れるようになるのだ。

賞味期限切れが心配だけど、それがいつかも読めないから気にしないようにしよっと。
そうまでして作ったスープは、さぞかし旨かろうなぁ。

Ｉ氏は、写真をいくつか持ってきてくれていた。
こないだイタリア旅行に行ったらしいだよね。

ピサの斜塔の前で、定番の『ピサの斜塔を支えているように見えるポーズ』で撮った写真や
『真実の口』で手を取られたような写真などを見せてもらう。

いいなぁ。
テレビなんかではよく見るけど、やっぱり実際に見ると全然イメージ違うだろうからね。
いつか行ってみたいものだ。

そういえば、元々大分にいたＩ氏が岡山に住むようになってもうすぐ１年。

まだあんまり岡山に染まってないぞ。

お腰にきびだんごが付いてないし、
橋本龍太郎バッチを付けているわけでもない。
桃太郎ランドを買ったわけでもない。

言葉も全然岡山弁じゃない。

岡山弁がどんなのか知らないけど、恐らく語尾に「もも」とか「たろう」とか付けるのだろう。
そういうのがＩ氏にはないのよね。

以前と全く変化無い。

つまんないなぁ。
せっかく岡山にいるんだから、もっと岡山チックになってくんなくちゃ。

綺麗な格好をしているけど、そんなのじゃダメだよ。
常に岡山城のＴシャツ着たり、キジを肩に乗せたりしなくちゃ岡山人だって事が分かんないぞ。
頑張って岡山をアピールしていただきたいものだ。