得意料理

愚妻が、得意料理の一つであるレトルトカレーを作った。

さて、食べましょう。
ただのカレーだったら寂しいので、ボクは冷蔵庫にあった納豆を投入。

横を見ると愚妻はチーズをかけていた。
こういう時に使う、短冊状になっているチーズね。

それを食べ始める愚妻。

と…

すぐにスプーンを持つ手が止まった。

「なんかこれ…変な匂いがするような…」

と言う。

え？
どれどれ。
ちょっと匂わせてみ…

うぇっぷ！！
ゔぉげぇ～！！！
ごぉぼぐぇ～！！

くっせぇ～！！！

これほど臭い匂いがあろうか！

牛乳拭いて３ヶ月放置してたゾウキンで象の足の裏を拭いたような匂いだぞ！
カレーの匂いをかき消すほどだから、よっぽどだ！

「賞味期限内だから大丈夫のハズなんだけど…」

と愚妻は言う。

うん。
確かに賞味期限はもう少し先だ。

けど、その下！

『賞味期限に関わらず開封後はすぐにお召し上がり下さい」って書いてあるぞ！

このチーズはカレー投入くらいにしか使っていない。
かなり前から愚妻がこのチーズを投入する姿を見ている。
だから、かなりの年代物だ。

そりゃ、象の足の裏の匂いもするわな。

さすがにそんなのを食べるわけにいかず、全てのチーズを取り除く。
勿体ないなぁ。

今回はボク自身は被害に合わなかったものの、今後愚妻の作ったものは要注意だな。
何が入ってるか分かったもんじゃない。

充分匂ってから食べるようにしよう。