早ゼリー

義妹と、その子供達が来た。
ゼリーを渡すと子供達は嬉しそうに食べ始めた。

そんな中。

「開けて」とゼリーをボクに渡してきた長男のＨくん（３才）。

ゼリーって言っても大きいやつじゃなく、サイコロ大のやつね。

ペリッとフタを剥いで「はい」とゼリーの容器を手渡す。
そしてTVのほうを見ていると…

「もう食べたぁ」

と言って、得意気にカラッポの容器を見せてくるではないか！

ほほぉ。
こりゃ早いわ。

だってボクが目を離したのって、一瞬なんだよ。
２、３秒くらいのわずかな時間。
そんな時間でゼリーを食べ切るとは…。
なかなかの早食いっぷりだ。

物足りない様子で容器をペロペロと舐めている。

なので２つ目のゼリーを手渡す。
するとまたすぐに「もう食べた～」という声。

すげぇ！
今度もボクが目を離しているわずかな時間に食べ終わっている。

『全国ちびっこゼリー早食い大会』が開催されたら、間違いなく大分代表になるだろう。

なんて思いながら、みんなで話をしていく。
そんな中、フト目を横にやると…

おっ！

落ちてるぅ～！！

床がゼリーだらけになっているぅ～～！！

ゼリーが丸っとそのまま、床に何個も落ちてるじゃないですか！
全然早食いじゃなかったわ！

どうやら本人は本当に食べたつもりになっていた様子。
容器だけ見て、カラッポになってるから食べたと思ってたんだろうね。

そりゃ物足りなくて容器をペロペロするハズだわ。
ゆかいゆかい。