異常な胃

交流のある劇団の打ち上げにお誘い受けた。
こないだ公演があったのよね。

タツヤと共に出かけていく。
会場は、こじゃれた感じの居酒屋さん。

みんなに挨拶し、食べて飲んで…
普段なかなか話せないような人とも話せて楽しい。

あっという間に数時間経過。
最後にジャコ飯が出たので、それも食べる。

と…

あれ？

タツヤはジャコ飯に手をつけてないぞ。

「もう喰えねぇ～」

と言っている！

え～～！！
どうした！？
大食いモンスタータツヤが、やけに小食じゃないか！！

回転寿司３０皿ペロリと食べるタツヤがご飯を残すとは…
信じられない。

聞けば、
『今年の夏に夏バテしてしまい、ほとんとご飯を食べられなかった』
とのこと。
その為に胃が小さくなってしまったんだってさ。

今では体調は回復したものの、胃のほうはまだ小さいままらしい。

おいおい。
大丈夫かよ！

小さいといっても人並み以上はあるんだけどね。
それまでにいっぱい他のを食べてたし。
珍しく酒も飲んでたし。

でも『ご飯を残す』という行為はタツヤにとっては異常だ。

ほぼ女性ばかりなので、他のテーブルは食材が余りまくっている。
普段ならそれを全部奪って食べるもん。
食べかけだろうが冷たくなってようが、そんなの構わず手当たり次第食べるもん。
そして帰りに「腹減ったからラーメン喰って帰ろう」とか言うもん。

早いとこ回復して、久々に回転寿司に行きたいものだ。

まあ今日のとこはタツヤの口から「もう喰えねぇ」という貴重な言葉が聞けたから良しとするか。