所用で愚妻の実家に行くことになった。
と、その前にボクの実家から『水餃子』をもらっていた。
まだ煮る前の段階のやつね。
なので、ちょっと変だけど
『ボクの実家から貰ったオカズを、愚妻の実家で作って食べる』
ことになった。
タイミング良くか悪くか、愚妻の実家は義父のみしかいないと言う。
しかもご飯は食べたと言う。
なのでボクと愚妻の分だけ作っていく。
グツグツと水餃子を煮ていく。
と…
「いるなら作ろうか?」
と、横にいた義父がインスタント味噌汁を指差した。
すぐに「いる」と答える愚妻。
ありがたい。
すぐに袋を破って作業に取りかかってくれた。
作ったことある人なら分かるだろうが、『味噌』と『具』がそれぞれ小袋に入っている。
それを器に入れて、お湯をかけたら完成という簡単なもの。
が…
あれ?
具の袋のほうが放置されたままですが??
横目でチラッと見ると、器の中には味噌のみ!!!!!
そして、そのままポットからお湯を注ごうとしている。
え~~!!
待ってくれ~~!!!
それだと単なる味噌ドリンクだぞ!!
具なしの味噌汁を飲むほど悲しくて切ないことはない。
でもね。
娘の旦那という立場上、ボクの口からは何も言えないの。
「お義父さん、それ違いますよぉ」
と、笑いながら肩を叩いて突っ込めればいいのだが、そこまでフレンドリーではない。
ヤバいぞ!
愚妻はトイレに行ってしまったので、ボクが指摘するしかない。
でも言えない!
せめて、せめてネギの2切れだけでもいいから入れてくれないものか…
でも、それを義父に指摘して雰囲気が悪くなるのも困る。
なるべく穏便に、そして少しでも平穏に関係を保ちたいのだ。
よし。
こうなったらもう具なし味噌汁を飲むしかない。
惨めさに泣いてしまうかもしれないが、ボクが我慢すればいいだけの話だ。
むしろ「お義父さんの作った味噌汁は最高です!」と満面の笑みで言おう。
そう決意した時。
「父ちゃん、具いれてねぇやん!」
と、トイレから戻った愚妻。
あ~
助かったぁ~
良く気付いてくれたぞ!愚妻!
偉い!
今日ばかりは褒め讃えてあげよう。
そうこうしていたら、水餃子のことをすっかり忘れてしまっていた。
気付けば水餃子は皮と中身に見事分離されている。
あ~あ。
餃子の具だけをポン酢に付けて食べ、その後ビロビロの皮だけをポン酢に付けて食べ…
これほどまでに寂しい食事があろうか…
と、その前にボクの実家から『水餃子』をもらっていた。
まだ煮る前の段階のやつね。
なので、ちょっと変だけど
『ボクの実家から貰ったオカズを、愚妻の実家で作って食べる』
ことになった。
タイミング良くか悪くか、愚妻の実家は義父のみしかいないと言う。
しかもご飯は食べたと言う。
なのでボクと愚妻の分だけ作っていく。
グツグツと水餃子を煮ていく。
と…
「いるなら作ろうか?」
と、横にいた義父がインスタント味噌汁を指差した。
すぐに「いる」と答える愚妻。
ありがたい。
すぐに袋を破って作業に取りかかってくれた。
作ったことある人なら分かるだろうが、『味噌』と『具』がそれぞれ小袋に入っている。
それを器に入れて、お湯をかけたら完成という簡単なもの。
が…
あれ?
具の袋のほうが放置されたままですが??
横目でチラッと見ると、器の中には味噌のみ!!!!!
そして、そのままポットからお湯を注ごうとしている。
え~~!!
待ってくれ~~!!!
それだと単なる味噌ドリンクだぞ!!
具なしの味噌汁を飲むほど悲しくて切ないことはない。
でもね。
娘の旦那という立場上、ボクの口からは何も言えないの。
「お義父さん、それ違いますよぉ」
と、笑いながら肩を叩いて突っ込めればいいのだが、そこまでフレンドリーではない。
ヤバいぞ!
愚妻はトイレに行ってしまったので、ボクが指摘するしかない。
でも言えない!
せめて、せめてネギの2切れだけでもいいから入れてくれないものか…
でも、それを義父に指摘して雰囲気が悪くなるのも困る。
なるべく穏便に、そして少しでも平穏に関係を保ちたいのだ。
よし。
こうなったらもう具なし味噌汁を飲むしかない。
惨めさに泣いてしまうかもしれないが、ボクが我慢すればいいだけの話だ。
むしろ「お義父さんの作った味噌汁は最高です!」と満面の笑みで言おう。
そう決意した時。
「父ちゃん、具いれてねぇやん!」
と、トイレから戻った愚妻。
あ~
助かったぁ~
良く気付いてくれたぞ!愚妻!
偉い!
今日ばかりは褒め讃えてあげよう。
そうこうしていたら、水餃子のことをすっかり忘れてしまっていた。
気付けば水餃子は皮と中身に見事分離されている。
あ~あ。
餃子の具だけをポン酢に付けて食べ、その後ビロビロの皮だけをポン酢に付けて食べ…
これほどまでに寂しい食事があろうか…