土手が崩れないようにと、草刈りの時に気を付けて残して置いた山つつじ、
台風19号の土砂崩れで台所の前は何株か落ちてしまいました。
長屋の横の土手の方には、もっと大きい株がいくつかあります。
大きくなると花がたくさん咲いてきれいなので、何も剪定せずに放任していました。
今回の土砂崩れの経験から、この状態は良くないとやっと気づきました。
無理な体勢で生えているから、一層根がしっかり張るだろうくらいに考えていたのですが、
大雨が降り続けば耐えきれなくなる可能性は高いです。
株元を整理して2本位にし、細かい枝も切って頭を軽くしようと思います。
ガマズミの木も残してありますが、こちらは先日1本にしました。
これ以上大きくしなければ、土手を守ってくれると思います。
昔はクヌギ林だった母屋の裏山は、開拓を始めた頃に全部伐ってもらいました。
それは、大きな木は風をもろに受けて地面をゆすると言われたからです。
それまでは、木があれば根を張っているから崩れを防ぐと思い込んでいたのが、
事実は正反対だったということに衝撃を受けました。
大雨で大木がズズッと滑り落ちる映像を見た時、やっぱりこういうことかと思いました。
母屋の裏の土砂崩れを少しでも小さくするには、上にある大きな桜の木を伐る必要がある、
専門家にそう言われたので、桜の木を小さくしてくれるように話してきました。
20数年で大木になってしまった桜の木も端に植えてあるので、ひょっとすると、
そこから崩れてしまう可能性も考えて置くべきだと思っています。
想定外という言葉は使わない、それが今回の災害から得た教訓です。