久し振りにばあちゃんがコンニャクを作ると言うので、協力しました。
私自身はコンニャクアレルギーのようで、作り方を覚えたいという気は無いのですが、
ばあちゃん一人ではもう出来ませんから、手伝うことにしています。
以前はばあちゃんが常に、こんにゃく芋をおろし器ですっていたのですが、
指が曲がって来たのでそれが出来なくなり、私がミキサーでやることになりました。
こんにゃく芋に直接触らないよう気を付けて、何回もミキサーにかけて細かくし、
それを大なべに入れて水を増やして、かまどに運んで、そこからはばあちゃんの仕事。
必要以上に手を出さないと決めているので、頼まれたことだけをするようにしています。
かまどを使うのもすごく久し振りなので、きっとばあちゃんも楽しい時間だったと思います。
包丁できちんと切れなかったらしく、昔のようにきれいな出来上がりではありませんが、
なかなか味わいのある形のコンニャクが、鍋に入っていました。
ばあちゃんのコンニャクは柔らかくて、好みでは無いという人もいると思うのですが、
韮山の友人はそれが大好きだと言ってくれるので、午後持って行きました。
手をかけて作った物は、本当に好きな人に食べてもらいたい。
お付き合いでもらってほしくは無いので、私はほんとに好きかどうか、誰にでも聞いてしまいます。
友人はとても喜んでくれて、それが本心だと分かるので、私も嬉しかったです。
その上、我が家に無い野菜やミカンをたくさん頂いてしまいました。
帰り道、田んぼの向こうに富士山が見えました。
家に戻って、友人がとても喜んでいたと話すと、ばあちゃんも嬉しそうでした。
また作る気満々のようです。