ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ITSスポット対応車載器モニターキャンペーンが好評で期限前に終了するらしい

2013年09月07日 | ITS
レスポンスによれは、先日始まったITSスポット対応車載器のモニターキャンペーン、応募数3,000名にたいして即座に1,800名の応募があり、期限である10月末を待たずに終了する可能性があるとのこと。結構なことです。
おそらくはオートバックス等が店頭で展開したんだろうな。ETCは右肩下がりのカー用品業界にとって救いの燃料投下だったんだけど、ここに来て市場は飽和している。
その気持が、オートバックスにこの商品を「次世代ETC」と呼ばせている。マーケティング的にもITSスポット対応車載器よりははるかに良い。

でも、このレスポンスの記事を読むと、いまだに「ETCを超える決済機能が備わっていることから次世代ETCとも呼ばれている。」なんて書いてるけど、一体どこの誰がETCを超える決済をしている?ターンパイクとフェリーだけでしょ?その他は、ドンドンやめちゃってる。
もういい加減、決済機能のことは忘れた方がいい。

サービスエリアでのITSスポット情報提供だって、もうやめたら?
わざわざ指定駐車スペースに車を止めて、ナビの画面からサービスエリアの情報を見る、なんてのが本当に便利だと思ってやっているのか?
ほとんど使われない機能にコンテンツ作る人がかわいそう。というか、私は見たこと無いけど すでに誰も見ない→更新もしない→殆ど魅力がないという悪循環になってるんじゃないの?
スマフォ普及率がここまで来てしまったので、始まる前に終わってしまっている。

ITSスポット対応車載器って、結局は「交通情報を新東名で見ることができる機能がついたETC」でしかない。
さらに言えば、新東名はあえてビーコン設置をやめ、従来型ビーコン装着車に不便を強いてITSスポット対応車載器の普及を促そうとしていることは明白。
 →ビーコンより情報量が多い、というけど、実際の表示内容は大差ない。

ユーザーニーズがすべてを決める、ということがわからないのだろうか?