ITSを疑う

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パナソニックが宣伝するアルカリイオン整水器はほぼ擬似科学商品じゃないの?

2013年03月22日 | インチキ・疑似科学
このGIZMODEの記事はパナソニックのプロモーション。
知らなきゃ損?胃腸にやさしいアルカリイオン水のすごさを整水器の開発者に思い知らされた日のこと

日本の家電凋落の中、シャープのプラズマイオンに引き続きパナソニックまでこんな疑似科学のようなもので商売をしようとしているのかと思うとなんだか悲しくなってくる。

釘が錆びないとか、トマトの酸味が消えるとか、酸性の焼酎が中和されるとか、この記事に書いてある実験が示すことはただひとつ。
水をアルカリ性にする機械である、ということだけ。
アルカリ性の水が体に良いという証明は全くされていない。

この機械が家庭用医療機器として認定を受けている理由は胃酸過多に対する中和効果だけだろう。

トマトが甘くなったとか、お茶がよく出るとかいう、主婦に効きそうなコケオドシ実験でいかにも健康にいいように見せかけて商品を売るなんて、およそパナソニックのような一流企業がやることじゃないと思うんだけどね。

ちなみに、パナソニックのWEBサイト。
アルカリイオン水って何?

さすがに大企業だけあってコンプライアンスが効いていて、効能は「胃腸にいい」としか書いていないけど、巧みにアンケート等の結果でいかにも体に良い物のようなイメージを演出してますね。