ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ETCセットアップ手数料

2007年06月03日 | ITS
ETCの新製品を試して欲しいといわれ、付け替えた。
今使っているものになんら不満はないのだが、まあこうした試用も仕事のうちなので引き受けた。

しかしどうしても釈然としないのが、セットアップ料というやつだ。
去年車を買い換えた時も、ETCの付換えで再セットアップ料を払った。今回は機器が新しいのでやはりセットアップ。毎回3000円近くの手数料を払っている。

そもそも、手数料っていったってPCに向かって車両情報などを打ち込むだけのことでとても3000円かかる仕事ではなさそうだ。
ORSEが500円の上納金を廃止したあと、500円を値下げして2500円にしている業者もあれば、そのまま3000円で据え置いている業者もいる。

しかしこのセットアップ手数料にも裏があり、実は普通のPCでインターネットに?いでインプット、というわけにはいかない。セットアップはORSEが有償で貸し出す機器でしか出来ず、しかも専用回線で別途コストがかかる。
貸出料はセットアップ件数にかかわらず一定だから、小さな業者は3000円でもペイしないこともある。

セキュリティを厳しくするのはわかるが、インターネット回線では本当に危ないのだろうか?専用回線って最近あまり聞かないように思う。インターネット回線+暗号化が普通でしょう?
これに限らずETCはセキュリティに神経質すぎることで仕組みが面倒だったり、コストが高すぎたりしてしまっている。

ETCマイレージのログインだってそうだ。10桁近いIDと8桁以上のパスワード。IDは変更できない。
まあ、役所系のWEBページは「セキュリティに異常に厳しいのと対照的にユーザーインターフェースは最低」というのが普通だけど。

ETCに関して言えば、どうせ路側機でライセンスプレート情報と車両サイズ情報をチェックできるんだから、車検証情報と車載器情報のマッチングなんてそんなに神経質になる必要はないように感じる。

実際、通行区分が同じなら再セットアップせずに付け替えても支障なく通行できる(ナンバープレート情報のアンマッチではゲートを閉めていない)という噂も聞くのだが、どうなんだろう。