SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

2012年12月10日 | 映画(ア行)

 テレビシリーズは知らず、新劇場版になってから初めてこの世界観に接して、「序」も「破」も鑑賞したものの、数年を経ての続編は復習もなければ全くの新作も同じ。

 いきなり、壮烈なバトル・シーンからスタートして、いったいどことどこが何のために戦っているのかも分からないまま、しかし、やたらと美しい画面に見とれていたら、延々と続いたバトルも終わり、ようやくタイトルが画面に現れた。

 何でも物語上では前作から14年が経過しているらしく、その間意識のなかった主人公も、何がどうなっているのか分からないようなのだ。14年の間に「サード・インパクト」と呼ばれる事象によって人類は滅亡し、その原因を作ったのが主人公であるらしい。

 それを修復するために新たに出会った少年と再びバトルの場に・・・、というタイトル後のストーリーと世界観にはすっかり魅せられてしまった。

 本編の前にスタジオジブリ制作の「巨神兵東京に現わる 劇場版」という10分ほどの短編が上映されるが、これが本編中の「サード・インパクト」とリンクしているようなのだ。この短編で破壊しつくされる東京の映像には震え上がった。
 大きな災害を象徴しているようにも思える巨神兵の虚ろな邪悪に人類はなすすべもない。

 実はこの短編の方を見たいがために劇場に足を運んだのだが、本編もなかなか良かった。


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