![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/97/645e2db5fa8aa89d00b40a6d7f7b57cf.jpg)
ストリート・チルドレンの旅を描いたロードムービーだが、行先も目的も分からない。中盤でそれが明らかになり、その前とその後で構成されている。
過酷な現実の中でも、子供たちは自分の世界を持っており、生きていくための処世の術を身に付けている。
まず食べなくては生きていけないが、全編を通して彼らがどう食べているかが克明に描かれている。だからリアルなドキュメンタリータッチかというと画面を支配するのはむしろ詩情であり、カメラの「映像力」がそこにはある。
「ダイハード」シリーズやTVシリーズ「24」のヒーローたちは、いつどこで腹を満たしているのか・・・と聞くのも野暮だが、大いなる疑問である。
旅の途上でかかわりを持つ大人たちが、点描的に印象を残してラストに向かう。
子供たちの処遇が託された警察署で彼らの運命が決まる。この時、署内に不思議な赤い服の少女が現われる。これがストーリーにどうかかわって来るのか、変に期待してしまうのはハリウッド作劇に毒されているからだろうか?
また明日があるさ、と単純には割り切れない切なさの余韻を残す。
同じストリート・チルドレンを描いていても、ブラジル映画「ビショット(1988公開)」とは対極の作品だ。
過酷な現実の中でも、子供たちは自分の世界を持っており、生きていくための処世の術を身に付けている。
まず食べなくては生きていけないが、全編を通して彼らがどう食べているかが克明に描かれている。だからリアルなドキュメンタリータッチかというと画面を支配するのはむしろ詩情であり、カメラの「映像力」がそこにはある。
「ダイハード」シリーズやTVシリーズ「24」のヒーローたちは、いつどこで腹を満たしているのか・・・と聞くのも野暮だが、大いなる疑問である。
旅の途上でかかわりを持つ大人たちが、点描的に印象を残してラストに向かう。
子供たちの処遇が託された警察署で彼らの運命が決まる。この時、署内に不思議な赤い服の少女が現われる。これがストーリーにどうかかわって来るのか、変に期待してしまうのはハリウッド作劇に毒されているからだろうか?
また明日があるさ、と単純には割り切れない切なさの余韻を残す。
同じストリート・チルドレンを描いていても、ブラジル映画「ビショット(1988公開)」とは対極の作品だ。
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