ピュアで爽やか、まさに心の中を風が吹き抜けていくような気分させてくれる映画だ。
箱根駅伝に挑む10人の大学生の物語。「七人のサムライ」も「スターウォーズ」も仲間集めから始まる。この映画は最後の一人の参加から始まる。が、既に集まっている仲間たちも目的は知らないでいるところがユニークだ。
野球のようなチームワークではなく、一人一人が主人公になってタスキを繋いでいく。メンバーの個性もそれぞれの見せ場もそつなく描かれ、クライマックスへと流れていく。
小出恵介のリーダーが素敵だ。管理、命令で統率というのではない。徹底的に裏方に徹して、この人の為なら何か力になりたいと、メンバーの方が思ってしまう。
天才ランナー役・林遣都の走りの美しさは一見の価値がある。天才ピッチャー「バッテリー」、ダイヤモンドの瞳を持つダイバー「ダイブ!!」と出演作を通してスポーツ万能になっていくかのようだ。
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