
おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム 鑑賞 2009年製作
長年連れ添った夫婦が、互いに言えない感謝の言葉を1枚のはがきに綴る企画「60歳のラブレター」に着想を得て製作された、熟年男女のラブストーリー。
大手建設会社の定年退職を目前に控え、第二の人生をはじめようとする孝平(中村雅俊)と、専業主婦として家族に尽くしてきたちひろ(原田美枝子)は、離婚を決意。お互いが別々の道を歩み始めたとき、新婚当初ちひろが30年後の孝平に宛てて書いた手紙が、時を経て届けられる──。
5年前、愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫(井上順)は、医療小説の監修を求められ、翻訳家として第一線で活躍する麗子(戸田恵子)と出会う。新しい恋に臆病だった2人に勇気をくれたのは、思いがけない人からの英文ラブレター。
青春時代にビートルズを謳歌し、今は魚屋を営む正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)。口げんかは絶えずとも、友達のような2人に訪れた悲しい出来事。手術にのぞんだ光江が眠る病室には正彦が弾き語るギターの音色が響く。それは2人の思い出の曲──。
3組の60歳のラブレターを通して、夫婦の在り方を考えさせる映画。
1組目は、オーソドックスな定年退職。二組目は夫の病気に付き添っていた妻が重病だった。三組目は、不器用な二人が娘の意気な計らいでセーフと三者三様の60歳にして結婚を考えるラブストーリー。
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