おすすめ度 ☆☆
レイブラッドベリの名作の映画化。
1966年に、フランソワ・トリュフォーが映画化。
それを、HBOがテレビ版でリメイク。
幼い頃に両親を失ったモンターグは、自分を育ててくれたベイティ隊長の下で、書物を燃やすファイヤーマンとして暮らしていた。
だが、本を読む老婆の焼身自殺を見て、心を動かされ、若き情報提供者と恋に落ちる。そして上司に反逆。
書物を焼き尽くすという、暴虐は、書物愛好家の反感を買う。
従って、消防士のごとき本焼きマンが誕生。
まさに圧政だ。
一方、原作と違って本作は、現代を引き継いだ世界を描いており、書物以外の電子データが存在。一筋縄でいかないことを暗示。
書物を焼く行為は派手で、見栄えるが、その他は地味な映画。
マイケル・B・ジョーダンが主演を務め、「シェイプ・オブ・ウォーター」のマイケル・シャノンが隊長を務めるが、いまいち魅力がない。
テレビ放送ということで、はしょられたのか、盛り上がりに欠ける。