おすすめ度 ☆☆☆
文芸作品・恋愛作品好き ☆☆☆★
ドイツ・フランス・アイルランド合作
「ブリキの太鼓」などで知られるドイツの名匠フォルカー・シュレンドルフ監督作品
冒頭、ドイツ人小説家マックス(ステラン・スカルスガルド)がニューヨークで、自身の作品について語る。次作への思い入れが文学的に語られる。
彼は、ニューヨークで、昔恋人だったレベッカ(ニーナ・ホス)との再会を望んでいた。
友人の紹介で、住所を手に入れ、訪れるも、けんもほろろの扱い。
だが、何の間違いか、以前訪れたモントーク岬への誘いが。
かくして二人は、再会。
ホテルで愛を語り、岬で恋を愛しむも、燃え上がることはない。
二人の放つ時々のセリフが、恋の切なさを奏でる。
男と女の機微の違いが、それ以上二人を引き寄せない。
ラストは、世話をしてくれたコーディネーターの女に愛をささやかれる。
私には、そんな持て男には見えなかったが、それが、男と女というものか?