おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
アクション映画好き ☆☆☆☆
PG12
アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実をリアルに描き、アカデミー賞3部門にノミネートされた「ボーダーライン」の続編。続編とは言いながら、シチュエーションは同じだが、話はつながっていない。
アメリカ大統領が、壁を作ろうといっている当のメキシコとの国境が舞台。
冒頭アメリカへ密入国しようとするメキシコ移民を捕らえるも,逃げた奴がいきなり自爆。
続いてスーパーマーケットになだれ込んだ複数の成人男性が次々と自爆。
この自爆テロに、麻薬マフィアが絡んでいるとみたCIAは、二つの組織を分断しようともくろみ。
カルテルのリーダーの娘を誘拐、二つの組織を争わせようと。
CIA特別捜査官マットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ暗殺者アレハンドロに協力を依頼。
その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招き、メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務、復讐、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面することになる……。
アクションシーンは、壮絶を極め、緊迫度は高い。
第三作への余韻を残して、終わる。
マットのジョシュ・ブローリン、アレハンドロのベニチオ・デル・トロ前作に続いて、渋い演技だ。