おすすめ度 ☆☆☆
92歳のおばあちゃんが、パリを楽しむという話ではありません。
おばあちゃん、誕生日に家族の前で、「2か月後の死ぬ」と宣言。
まだぴんぴんしているが、自動車の運転に自信がなくなったり、おねしょしたりと不安が募る。
まだ、元気なうちに、自らの身じまいを自分でするという強い意志。黒人のお手伝いさんがいるので、家族は寄せ付けない。
だが、家族は振り回される。
母は強い。
腰を打って風呂場でボヤ騒ぎを起こすが、落ち着いて入院していない。
外では、他人の出産を手助けしたりする(元助産婦の経験あり)。
男どもはおろおろするばかりだが、娘はきちんと母を見送る。
孫もおばあさんの味方だ。
フランスでは、大評判だったらしい。日本ではどうだろうか。
尊厳死の問題はむつかしいが、実話だけに、考えさせられる。