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ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「声をかくす人」、リンカーン暗殺に加担したとされ死刑となった女性の物語です。

2013-01-30 19:01:28 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

まず題名の「声をかくす人」意味不明。法廷でちゃんと話しています。原題「The Conspirator」は、共謀者です。

南北戦争が終結した直後、リンカーン大統領は南部の残党に暗殺されます。暗殺犯はグループで、その暗殺犯群をかくまったとして、下宿屋の女将が共謀の罪で裁かれ、絞首刑を受けます。

その裁判は、軍事裁判で、軍隊によるさばきでした。

南北戦争に従軍し、九死に一生を得た将校が、上院議員から頼まれ下宿屋の女将の弁護を引き受けます。

最初、嫌がっていましたが、女将が、何かを隠していることに気づき弁護に力を入れます。

だが、軍法会議、検察は強引にでっち上げの証言をさせ、判事は軍のお偉方だった。(ネタバレ)

































女将は、自分の息子を助けるために、証言を拒み続け、死刑台に登ります。
この場面は、涙なくしては見れません。

結局、民間人なのに軍法会議で裁かれる不合理は、戦勝の熱の治まらない社会では仕方のないことだったのかもしれません。

この不合理な裁判を、最後まであきらめず、女将の命を救うべく努力した弁護士、同僚や彼女まで失ったが、正義を貫いた快感はあったでしょう。

ロバートレッドフォードが、この作品を引き受けたのには、いまでもこの種の裁判が行われている社会に警鐘を鳴らしたかったのでしょうか?

コメント (1)
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