中国もこんな映画を上映するようになったかと思ったが、これは無許可で撮影し外国(中国以外)でしか上映されていない。
毛沢東主義の変革による混乱、一度は「百花斉放・百家争鳴」と社会主義を批判させておきながら、制度が変わって、右派分子として、罪に問う。この不条理がこの映画の根底にある。
おりしも、中国全体が食糧危機の当時、収容所に満足な食が届くはずがない。
まして辺境。砂漠の中に掘られた土の穴での生活、水のようなおかゆと重労働。人々は次々と死んでいく。
ネズミを食べたり、人のはいたものを食べたり、はては死体の人肉まで。極限の飢えだ。
ただ、人々は、黙々と環境に耐える。
そんな中、死んだ囚人の妻がやってきて、執拗に死体を求める。そして、愛を叫ぶ。
ドラマといえば、それがメインか。
ドキュメンタリー的に、極限の生活が淡々と描かれていく。
収容所の所長が、ラーメンをおいしそうにすするのが対照的だ。
究極の飢えの中、現実に黙々と従う人々の姿は、崇高ですらある。
最後にやっと救いが見えて映画は終わる。
毛沢東主義の変革による混乱、一度は「百花斉放・百家争鳴」と社会主義を批判させておきながら、制度が変わって、右派分子として、罪に問う。この不条理がこの映画の根底にある。
おりしも、中国全体が食糧危機の当時、収容所に満足な食が届くはずがない。
まして辺境。砂漠の中に掘られた土の穴での生活、水のようなおかゆと重労働。人々は次々と死んでいく。
ネズミを食べたり、人のはいたものを食べたり、はては死体の人肉まで。極限の飢えだ。
ただ、人々は、黙々と環境に耐える。
そんな中、死んだ囚人の妻がやってきて、執拗に死体を求める。そして、愛を叫ぶ。
ドラマといえば、それがメインか。
ドキュメンタリー的に、極限の生活が淡々と描かれていく。
収容所の所長が、ラーメンをおいしそうにすするのが対照的だ。
究極の飢えの中、現実に黙々と従う人々の姿は、崇高ですらある。

最後にやっと救いが見えて映画は終わる。