masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

知事会へ行け!

2010年05月25日 | こうちゃんの独り言
今朝の朝日新聞の
山口県知事は、沖縄の基地移設問題をめぐり鳩山首相の要請で27日に開かれる全国知事会議に
「(岩国基地の)これ以上の負担は考えられない。行っても意味が無い」と述べ欠席することを明らかにした。
という記事を読んで・・・

基地がある県の知事が、この全国の知事が集まる会議に行かないでどうするんだ?!
行って、発言してくればいいのや。


全国の知事に、負担の分担を訴えろ!

無題

2010年05月24日 | ニュースから一言二言
宮崎県で口蹄疫の為、殺処分の作業に従事しておられる職員さんや獣医師の皆様
辛いお仕事を、本当にご苦労様です。

朝日新聞 朝刊より抜粋

獣医師が大きな剪定鋏のような器具で豚の腹を左右から挟み、電気を流した。
「豚は一瞬、金縛りのように硬直して、これまで聞いたこともない、悲鳴のような鳴き声を上げた」
排泄物が防護服に飛び散り、マスクをしていても強烈な臭いがした。
息絶えるまでに1~2分。「つらい時間だった」

獣医師は電気を通すとき、一呼吸置いて、逃げようとする豚を器具でしっかり押さえた。
本来なら、動物の命を助ける仕事。
「苦しめないように、せめて短時間で済ませようとしていたんだと思う」
一頭を処分するたびに、獣医師は汗だくになっていた。

農場主の男性は、畜舎の外で座り込み、ぼうぜんとした表情で作業を見ていた。
県職員が豚の扱いにてこずっているのを見ると、豚の追い込みを手伝ってくれた。
「農場主には、豚もおとなしく従った。それが切なくて・・・」

午後は効率を上げるため、二酸化炭素による殺処分に切り替えた。
2トントラックの荷台に豚25~26頭を乗せ、シートを被せてボンベからホースでガスを送る。
10人掛かりでシートを押さえた。
暫くすると中で豚が一斉に暴れて鳴き始めた。
シートを突き破ろうと当たってくる豚を必死に押さえた。
シャツも下着も、汗でぐっしょりぬれていた。

・・・・・


畜産農家の方々にはお慰めする言葉も見つかりません。


沖縄に押し付けて来たのは誰だ?!

2010年05月24日 | こうちゃんの独り言
鳩山首相は「県外」を希望していた。それは確かなことや。

だけど、そうしようと思えば沖縄以外のどこかがそれを引き受けなきゃいけない。

どこか、手を挙げたか?!

鳩山は嘘を付いていたわけじゃない。
沖縄県民を騙そうなんてしていない。

沖縄の基地問題を「一から考え直そう」という気持ちで動いていたはず。

だけど
協力者が現れなかった。

だから
「引き続き、お願いするしか・・・」となったのだ。

沖縄に押し付ける事を本当に止めようと思ったら、全国の自治体が真剣に考えなければいかんのとちゃうか?

自分の所では引き受けたくないくせに、このまま沖縄ということになれば「鳩山は嘘つきや」ってそれは無いやろ。

マスコミの首相批判は酷い。
そんな批判ばっかり書いてないで、沖縄以外のもんが「じゃあ、どうしたらいいのか?」と真剣にこの基地問題を考えるような方向に持っていく記事を書かんかい!!

宮崎県口蹄疫被害義援金

2010年05月24日 | お知らせ・お願い
宮崎県口蹄疫被害義援金

義援金の配分については、県、社会福祉法人宮崎県共同募金会及び関係機関で構成される義援金配分委員会において決定し、市町村を経由して口蹄疫により被害を受けられた畜産農家に配分します。

※詳細は宮崎県HPでご覧下さい。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html

気持ち良かったです。

2010年05月24日 | 日記
日曜日の方が何気に忙しかったりする私・・・

今日(日付的には昨日)の予定は草刈りでしたが、大雨の為中止。

午前中、3ヶ月ぶりに美容院へ行きました(^^)

やっぱ頭っていうか髪っていうか触られていると気持ちいいねぇ♪
気付いたら美容師さんのお腹にもたれていたよ。

爆睡。
そこまでマジ寝するか?!ってくらいの。

よだれ垂れてなくて良かったけど。
イビキもかいて無かった、と思うけど・・・(汗)

以前、前髪にアイロンパーマかけてもらうとき
「危ないから今だけは起きててくださいね!」って注意されちゃうくらい、髪の毛触られると何故か眠ってしまう。

いやあ、兎に角気持ち良いんですわ。

「請負人 越後屋」の資料的記事

2010年05月22日 | ガソリンスタンド
老コンサルの残日録さんのブログより

http://ameblo.jp/tkjsk0231hzannitiroku/entry-10135817696.html

小泉さんが総理大臣に就任した時、
<中略>

彼の規制緩和のひとつに『石油業法の廃止』があります。油の元売りを保護(これが規制緩和?)する一方で、業界に対して価格指導が出来なくなり安定供給の義務ずけも出来なくなりました。油は社会のインフラなのに、それを維持するための法律を廃止しました。

その結果どういう事が起きたでしょう、新日本石油・出光興産・昭和シェル・コスモ石油…元売り各社は、国内で重油で売るより利益が大きい産業用軽油やジェット燃料やガソリンに転化精製して、中国・アジア地域・米国などへ輸出するようになりました。そのために国内に重油が無くなりました。各社とも、そのための設備投資を今でもドンドン進めています。

漁業者は、燃料の高騰ばかりでなく油が無い、休漁したり、アジアから高い重油を買って事業をやっています。廃業やむなし、という漁業者も多いとか。バラマキで油代の補助で済む問題ではありません。もしかしたら軽油もソウかもしれません。陸運業界が軽油の値上がりに困っています。ホトンド中小零細企業なので、荷主に値上げ要求ができない、経費節減のために運転手さんは減給・高速道路が使えないための労働強化、廃業機運が高まってるそうです。

『石油業法』を廃止してしまったために、元売りが国内需要を守る義務が無くなり、完全自由化した石油製品の輸出もやりたい放題になった(資源エネルギー庁幹部)、んだそうです。小泉改革って何だったんでしょうね。重油が高騰する、漁業者が減る、軽油が高騰する、陸運業者が減る、我々庶民にとって一番身近な大衆魚が値上がりする、これも弱者切捨てのひとつでしょう。

こういう大事な法律が、≪規制緩和≫・≪自由化≫の美名のもと、我々が気が付かないところで作られ改変されているんです。社会のルール(法律・条令)作りを、政治家・官僚の善意を信じて任せておいていいんだろうか、断然NO!!ですよね。

///////////////

下の画像は燃料油脂新聞です。

不公平取引まん延


別口座で違う仕切り


地下タンク問題 SS淘汰に拍車


・・・・・

元売さんは公明正大にお願いしますよ。

何故、書くのか。

2010年05月22日 | ガソリンスタンドでの出来事
請負人越後屋を読んで頂ければ分かりますが、
当店は周辺より高値で売るしかなくなりました。
と言っても2円くらいです。

仕入れの差はそれ以上としても、
当時は(今も)、そのまま売り値に転嫁できるような状態ではありませんでした。

その、
「この業界は本当にどうなってるの?」っていうような頃(今から10年ほど前)、
年配の女性が店に灯油を買いに来たのです。

他市から越して来られたらしく、
「○○のお寿司屋さんに、どこか良いガソリンスタンドない?って聞いたらここを教えてもらったから」と言ってくださったのです。

それを聞いて気を遣いました。

○○のお寿司屋さんの顔を潰さないように、いつも以上に丁寧に接客しました。

でも、精算のときになって、怒り出したのです。
「高い」って。

粗利、1割も取っていません。
「高い」「ぼったくり」「そんなえげつない商売して」「近所の人を騙して」
さんざんボロカスに言われました。

それまでも「高い」って言われることはあって、流通ルートのこととか説明したかったのですが、主人に「そんな事を言っても、お客さんには理解できない」それと「他所がそんなことをしているっていう証拠もないのに、他所が不利になるようなことを言うのはいけない」と言われていました。
でも、その時は流石に我慢出来なくて、2つある流通ルートについて説明しようとしたのです。


でも、こちらの話に一切耳を傾けてはくれず、
「アホな事言うな!」「ガソリンなんか皆同じや!」「そんないい加減な嘘ついて!」
全く聞く耳を持ってもらえず、ピシャリと言い負かされました。

今なら負けませんが、当時はそんな状況ではありませんでしたし・・・


「ほんまにえげつない店や。こんなぼったくりの店止めときって教えたらなアカン」

そんな捨て台詞を残して帰られました。

その時の悔しさが、原動力になっています。

・・・

それなら他所と同じように業転取れば?って思いますよね。
実際、私も当時の従業員も口にしました。

でも、主人は石頭だから(笑)

だけど、お客さんが全員個人なら、もしかしたら主人も業転を取ったかも知れません・・・

年に何百万という、本当に酷い大赤字でしたから。


業転に手を出さない理由の1つには、創業当時からお世話になっている企業様の存在もあります。
製造責任の法律の為か環境関係のためか分かりませんが、
全ての製品についてMSDSや分析表を必要とされるのです。
それらはインターネット上から簡単に手に入るものですが、もう1つ、化学物質排出把握管理促進法(化管法)により、その都度特約店を通じて元売に発行を依頼しなければならない証明書も必要とされます。

もし業転を混ぜていたとしても、系列である当店が試験成績表等を元売に要求すれば、元売は出してくれます。
元売の看板を掲げている以上、出さないワケにはいきませんもの。

でも、完璧に「嘘」になりますよね。
地下タンクの中で混ざるのですから。
それでも世の中にはそれを平然と行っている販売店があるのです。
(※これを書いた当時より更に情勢は厳しくなり、今では「平然と」ではなく、「生き残るために」仕方なく、業転を取る販売店も増えています)


個人の消費者が安値を選ぶのは当然だと思っていますので、それは別に構いません。
ただ、
当店は、そんなあくどい商売はしていません!

全国の地場の高値の3者店の多くも、です。

燃料が高値だというだけで「ぼったくり」だとか「悪徳」だとか、誤解しないでください。

それを全国の、全ての消費者の皆さんに知ってもらいたいのです。


その為に、ブログを書いています。

請負人越後屋 №21

2010年05月22日 | 作り話
翌年の2002年、日の丸ダイヤ石油は太陽光線グルグル石油に社名を変更した。

石油業法が廃止され石油は完全自由化となり、元売りは販社を作り小売りを開始した。

広大な敷地面積にカーケアの為の設備も整えた立派なガソリンスタンドを新設し、従業員にはマニュアル通りの接客をセミナーを通して身につけさせた。
「国際標準」をキーワードに、海外でも活躍している人気のスポーツ選手を起用してテレビCMも大々的に流した。
但し、新設されたガソリンスタンドは全てセルフ方式だ。

同時期、既存の販売店のフルスタンドからセルフスタンドへの改装も盛んに行われた。
しかし、それは資本力のある企業に限られ、個人経営の店は資金が無いのはもちろんだが、敷地面積においてもセルフへの改装が困難な所が多かった。

セルフが解禁になった1998年当初はそれほどセルフ店は増えなかったのだが、ここに来て雨後のタケノコのように一気に乱立し出した。
セルフへ改装すると元売からセルフ補助として卸値をリッター3円程度安くしてもらえるのだ。


既存のフルスタンドの店主たちは最初、客は油で手が汚れることを嫌うだろうし面倒がってセルフを利用しようとは思わないだろう、と楽観視していたのだが、圧倒的な安値に客足を奪われるのは時間の問題だった。
最初は若者だけだったのだが、徐々に老人も利用するようになり、フルスタンドは益々苦境に立たされることになり、業転を取らなければ本当にやっていけない状況になってしまったのだ。

そんな状況のまま時は流れた。
全国のガソリンスタンドの数は、1997年には58263店あったものが2005年には47584店にまで減少し、山間部ではガソリンスタンド過疎地が出現する程にまでなってしまった。
もちろん閉鎖、倒産した販売店の中には、業転を取って凌いでいた店もあるし、元売マークを外してPBとして営業していた所もある。

しかし三沢たちの予想に反して、そんな状況にあっても業転に手を出さず堪えている系列販売店が全国には存在した。

業転を取っても取らなくても、潰れるところは潰れるし、潰れない所は潰れないのだ。

販売店の間では、業転を取ることは企業努力であり、安い業転玉を利用しないのは経営者として失格だと言いだす者もあったが、果たしてそうであろうか?

業転を仕入れるなどと言うことは簡単に出来る事であり、とても安易な方法ではないか。
又、一時世間を賑わせたネギやホウレン草の産地偽装のように、商品が消耗品でなく口に入る食品であったなら確実に問題になっている行為ではないのだろうか?

しかし、当の業転玉を出している張本人の元売としては、このまま世間が騒がないでいてくれることを願うばかりだ。
その為にもマスコミ対策としての広告宣伝費には巨額を投じなければならない。

つづく



※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;


ガソリンネタ

2010年05月21日 | ガソリンスタンド
最悪のタイミング 近畿業転が急落

5月21日 「ぜんせき」より

6月から「新・新仕切方式」が始まるのに伴い系列玉は値上がりするのに業転が安くなったら、仕入れ格差が拡大すると警戒感を強めている。

・・・・・

さっき見つけたサイト

http://carmode-news.carmode.net/article/25465683.html

http://tazb235.blog4.fc2.com/?mode=m&no=117


書きかけ


寝不足でござる

2010年05月21日 | 作り話
見切り発車した「請負人 越後屋」ですが、予想に反して長編となっております(汗)

石崎と中藤という男を登場させてから、私の頭の中で次々と登場人物が現れ、彼らが勝手にしゃべり出すのです。

それをPCに打ち込んで行くのですが、私の作業時間は限られており追いつきません。

昨晩も家事を済ませて午後11時から始めたのですが、午前2時まで終わらせてもらえませんでした(涙)

(誰に・・・?)


話の展開に合わせて資料を探すという、順序が逆の執筆(笑)作業です。
けれども「闇カルテル灯油裁判」とか「ライオンズ石油」とか、私の知らなかったことが出てくるから不思議です。

しかし敵は外ではなく内に居た?!

「もういい加減に終わらせたら?・・」という声が聞こえて来るではあ~りませんか。

・・・こうちゃん、ご安心を!

いよいよ物語は終盤に差し掛かって来たようです。

終わりの方では、こうちゃんと私の店も登場します。
そこでの私は、若くてきれいなお姉さんとして登場させます!
(妄想の世界です。好きにやらせて頂きます!がっはっはっ(笑))

ラストはハッピーエンドを予感させるものになる予定ですので、乞うご期待!!



請負人 越後屋 №20

2010年05月21日 | 作り話
その年の終わり(2001年12月) いよいよ石油業法が完全に廃止された。
これで元売自ら、大手を振って小売業に進出出来るわけだ。

京都の橘とはその後3度会い、その都度別の大物代議士への手土産を用意させられた。
4度目は、次期首相と目される大泉代議士に紹介してあげます、「ここまで来たらもうすぐですよ」と言われ、それなりのお土産を用意するように念押しされた。

それらの代議士に会っても、その席上で肝心の話題が出ることはない。
当たり障りのない世間話・・・会社の業績のことなどを一通り話して・・・「それはご苦労なことです」と労いの言葉を掛けられ、「本日はお忙しい中有り難うございました」という礼と共に手土産を渡す、というのが代議士に会うときのパターンだった。

それなりの手土産が効いたのか、その後の展開は早かった。


三沢とも京都以来、度々行動を共にしている。
他元売の首脳陣や、自国党の中にある“燃料を考える会”の議員たちとの懇親会などに同行した。
彼女は私の私設秘書という名刺を持ち、公の場では女性として姿を現すので「美人の秘書を連れている」と羨ましがられたりもした。
彼女の仕事ぶりはクールで物事を淡々と処理していく。
見方によっては冷酷にも感じる。

彼女の提案で私が他元売と共に行った事のひとつに業転玉の放出がある。
系列への卸値はそのままで、業転ルートにはどんどん安く流させるというものだ。

特石法廃止後、一時大手商社に好きなようにやられたが、精製することが出来る我々に利があることを彼らはわかっていなかった。
業転玉の価格を海外のものより下げれば大手商社といえども我々の手中に収めることが出来るのだ。

又、本来なら系列販売店が業転ルートから仕入れをするのは契約違反になるのだが、暫くは目を瞑るようにそれぞれの元売首脳陣に根回ししたのである。
但し、全てにお咎め無しでは不自然なので、パフォーマンス的に一部の販売店にはマーク剥奪をちらつかせるように、とアドバイスはしておいた。

最初、彼女の提案を聞いたとき、「そんな事をしたら益々市況がガタガタになる」と反対したのだが、元売が望む結論に早く到達させねば、淘汰対象の販売店が痛みを感じる期間が長くなるだけだ、これは物事を早く収束させる為の手段なのだと押し切られてしまった。
というより、ハナから私の意見が通る筈もない。

それに、販売店が元売に義理立てせずに業転を取ることによって、少しでも凌いでくれるのなら、という自分の責任から逃れたいような気持ちがあったのかも知れない。

リッター当たりの粗利が10円やそこらの商品で、仕入値が5円、10円違うとなれば殆どの経営者が飛びつく。最初は葛藤があったとしても背に腹は代えられない。
しかも、麻薬と一緒で、例え「今回だけ」「少量だけ」と思っていても、一度手を出してしまえばその旨みから逃れることは困難だ。
気がつけば恒常的に、又、量の割合も増えていくというものだ。

三沢の計画はこうだ。
全ての系列販売店が業転に手を出した時点で、それを理由に契約の解除を敢行する。
もちろん元売のお眼鏡に適う所は例外だ。
或いは、生産調整により業転ルートへの玉を絞ることで、経営が立ち行かないようにする。

どちらにしても業転に手を出した時点で、その販売店に対する殺生権は元売が握ることになるというのだ。

系列販売店にとっては今でも充分に元売に殺生権を握られているようなものだが、契約違反もしていない販売店には元売もあからさまに手を下すことは出来ない。
なので、市況に付いていけないような高値の卸値で事後調整も行わず、真綿で首を絞めるように追い詰めるしかないのだ。



義父からの電話を受けたあと、次の休日に明子と共に出向き、一通り話を聞いた。
明子は最初、思い出の詰まった店が無くなるのは嫌だという感傷的な理由で反対していたが、この業界に明るい未来は望めないという父親の言葉に最後には首を縦に振るしかなかった。

しかし、こうした動きを目の当たりにすると、傷が浅いうちに店を閉鎖することにして正解だったと言えるだろう。

つづく




※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;

西日本高速道路管内2SA-SSがセルフ化

2010年05月20日 | ガソリンスタンド
西日本高速道路管内の中国自動車道七塚原SA上り線(広島県庄原市)、美東SA上り線(山口県美弥市)内SSは6月1日~30日までセルフ化工事。

両SSとも、7月1日から24時間営業で再オープン。

西日本宇佐美が現在のコスモ石油から継承して、出光マークで運営。

※美東SA-SSは工事中でも営業。

・・・・・

セルフが苦手な方は、お気をつけくださいね。

高速道路でガス欠になったら、選択肢がありませんよ。

量販店の安値は不当廉売に当たらず・・・と、いうことは?

2010年05月20日 | ガソリンスタンド


5月19日 「燃料油脂新聞」より

※時間が無いのでざくっと・・・

都内業者 不透明な仕入れに不満の声

独禁法の改定にともない公取委への不当廉売の申告が増えている。
都内の1月からの申告件数は15件で、このうち6件が注意を受けた一方、量販志向店の安値が不当廉売にあたらないとされたため、業者からは
「われわれでは打ち出せない安値販売ができる仕入れの実態が知りたい」
「安値で販売できる仕入れ値が明らかにされない。われわれとは大きな仕入れ格差があることは確実で、元売の姿勢を問うためにも差別対価の申告も考えなければならない」
と、不透明な仕入れ値に不満を示す。

・・・・・

と、いうことは

元売は量販店に対しては、

どんだけ安く卸したってんのやー?!(怒)

請負人 越後屋 №19

2010年05月19日 | 作り話

それから数ヶ月後、妻、明子の実家から電話が掛かってきた。

「もしもし、雅夫くんかい?忙しいところ済まないね。こんな事は君の耳には入れたくないと今まで遠慮していたんだが・・・」
「昨年、特約店が合併吸収で変わっただろう?以前なら請求書の事後調整があったのに、今の特約店に変わってから、にべもない態度で一切こちらの要求に応じてもらえないんだが・・・どうなっているんだい?」

石崎が心配していたことがやはり起こっていたようだ。

「おとうさん、申し訳ない。特約店が変わったこともありますが、日の丸石油との合併に因るところが大きいのです。」「そして私の力では、もうどうにも出来ないのです」

本当のことを言うとまだ事後調整は行われている。
しかしそれはごく一部の特約店や量販広域業者に限られている。
義父のような一個人の販売店はその範疇ではないのだ。

「そうか・・・。いや、確かに組合の寄り合いに出ても、私らのような販売店の者は皆、経営が苦しいと愚痴ばかりだよ。まだ私の所は恵まれていた方かも知れん。
そうそう、それから元売の流通カード(発券店値付けカード)、あれも何とかならんものかね。工業団地の傍の町玉石油さんがそれで大変な目に遭っているそうだよ。今まで掛け客としてマージン80万ほどあったものが給油代行給油手数料になって半減したらしい。
大きな特約店や最近ではリース会社や金融カード会社なんかも発券に力を入れているらしいが、そんな事をされたらワシらのような3者店は社員の給料を出せなくなってしまうよ」

・・・・・しばしの沈黙のあと、

「実は店を任せていた北口くん、君も知っているだろう?」

「ええ、店長として働いてくれていた彼ですね」

「うん。・・・その彼が辞めたんだよ」

「えっ?どうしてですか?」

「いやぁ・・・業転を取る取らないで揉めてね。 何でもインターネットをしていたら業転を勧めるようなサイトを見たとかで、『これからの時代、業転を取らないではやっていけない』なんて言うもんだから、『馬鹿な事を言うな!マークを揚げて商売しているのに、ネギやホウレン草の産地偽装みたいな事が出来るか!』と、つい怒鳴ってしまったんだよ」
「それからも何度か話し合ったんだが・・・やはり私には元売を裏切ったり消費者を欺くようなことは出来ないよ」

「それで?」

「ああ、退職願を持ってきた」

「そうですか・・・」

「それでなぁ・・・ニュータウンに大きなセルフが出来てから更に市況がガタガタになってなぁ・・・、マージンをかなり圧縮して売価を決めているんだが、それでも周辺より2円ほど高くなる」

「はい」

「この間のことなんだが、ポリ容器に軽油を買いに来た客が単価を聞くので答えたら『高い』だの『ぼったくり』だのボロカスに言われてなぁ・・・ちょっと北口のこともあって虫の居所が悪かったせいもあるんだが、ポリ容器に入れた軽油を地下タンクへ戻して、その客を追い返してやった・・・」

「はぁ・・」

「それ以来何だかやる気を無くしてなぁ・・・
正志が跡を継いでくれればと思っていたんだが、どうもその気は無いようだし・・・まあ、ガソリンスタンドはワシの代から始めたことだし、後が無くても構わんのだよ。 ただ大木の家さえ継いでくれれば」

「はい」 
答えながら石崎は胸が痛んだ。
ガソリンスタンドのこともそうだが、義父の「家を継いでほしい」という想いを、正志とその妻のまり子がどこまで理解しているか・・・

「それでな、こんな事を電話で済ませて申し訳ないんだが、ワシももう年だし、北口も居なくなってしまったし、この際店を閉めようかと考えているんだよ」

「そうですか。・・・あの明子には話されましたか?」

「いや、まだだ。先ずは世話になった君に、と思ってな」

「おとうさん、次の休日に明子とそちらに伺います。その時にゆっくり話ましょう」

そう言って、一旦電話を切った。

石崎は憂いていた。

数ヶ月前に訪れた販売店も、義父の所も・・・
高度成長期を共に歩んできた、元売りの代わりにガソリンを販売してくれていた店が苦境に立たされている。
そして今、元売の専務という肩書きがついた自分であるのに、彼らのために何の力にもなれない自分がいる。
何の為にこの会社で働いているのか?
自分は会社の操り人形でしかないのか?
考えれば考えるほど情けなかった。


つづく




※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;