masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

SQマークって知っていますか?

2010年05月16日 | ガソリンスタンド

5月17日の「ぜんせき」によると・・・

函館地方石協が、ガソリンの品質を保証する「SQマーク」を給油客にアピールするノボリを製作しているんだって。
モダ石油の事件を受けて・・・

【組合員のSSでは、JIS規格に準拠する標準品質を満たすガソリンを販売している事を示す「SQマーク」を表示している事を強調したノボリで、これを掲出しているSSのガソリンは品確法の下で品質保証されていることを給油客らに訴える。・・・近日中に全組合員SSに配布する予定】

だそうです。。。


SQマークが出来たとき、元売から系列SSに全配布されているんだよね。


モダ石油が組合員であったのかどうかは知らないけど
この“全”っていうのがクセモノなのよ。

系列であっても、組合員であっても、それだけを根拠に不正をしていないと100%言い切れないことは業界の人間なら知っているよね。

意味無いよね~(笑)

てか、折角の「SQマーク」が泣いてるよ。

本当に価値のあるマークにした上で、消費者に知ってもらうことが大切なんじゃないのかな?



それと、もうひとつ

「ガソリン国内需給が変調」卸下押しの懸念

元売出荷量が不振を極め、しかし、生産量は前年増・・・
結果、在庫量が大きく積みあがって、原油安と下値要素に加えて、需給環境も卸相場を崩落させかねない近況にある。

・・・・
元売さんも在庫の処理に困っているのかな?
既に、業転ものはかなり下がっているみたい。

だけど、系列仕切りは「下限値」というマジックパワーがあるから、差が広がる恐れ大!

よっ!
系列販売店にだけ、痛みを押し付ける元売さん(笑)

やっぱり、痛みも分け合おうよ。
業転に出す玉の値段を下げるんなら、系列向けも下げてよね(お願い)

差額はブランド料だけで!
よろしくお願いしまーす。(土下座)


請負人 越後屋 №16

2010年05月16日 | 作り話
食事をご馳走になった礼と自己紹介を済ませ、静江の勤めるクラブへ移動した。

流石に橘という男は羽振りが良いのか、他のテーブルには女の子がせいぜい二人しか着かないのに、このテーブルにはクラブのママも含めて6人も女の子が着いた。

世間話をしながら、クラブの女の子達に「お買い物ツアー」の約束をさせられている。

「しかし、石崎さん、石油の元売さんっちゅうんは何を考えてはりますのんやろなぁ? 大手の商社はんが韓国とかの海外から安うにガソリンを仕入れて、安うに売ってはるんが気に入りまへんのんかいな? ほんでも私らがいっつも行ってるスタンドのご主人が言うてはりましたけど、元売さんから仕入れてるガソリンの値段は高い言うて愚痴ってはりましたでぇ」

「それにあれは何時の話でしたかいなぁ・・・、東京と山形で奥さん連中が元売さん相手に起こしてた裁判(※ヤミカルテル灯油裁判) あれも消費者側が敗訴になりましたけど殺生な話でんなぁ。 価格協定による価格と現実の購入価格による損害の因果関係を原告側に立証せえっちゅうんやから、裁判所も裁判所やけど・・・、大企業ちゅうんはえげつないもんでんなぁ」

石崎は黙って聞いているしかなかった。

何かの合図があったかのように静江を残して他の女の子達は居なくなった。

「で、今回は何をご希望です?」

「はい、以前からも要望させて頂いておりますように、石油の完全自由化を急いで欲しいのです。お陰さまで段階的に規制は緩和されていっておりますが、一日も早く我々元売が自ら小売を行えるように・・・」

「ほんでも石崎さん、今でも元売さんらが作った立派なスタンド・・・最近はセルフっていうやつとか、あれを特約店ちゅうんですか?そこに運営させてはるや無いですか?」

「ええ、まぁ・・・、しかしそれはやはり別個のものですから、元売会社としてはどうしても直販がやりたいのです」

確かにバブル期に元売が出資して敷地面積の広大な立派なガソリンスタンドを建て、100万ほどのリース料で元売の役員を天下りさせた特約店に運営させることはしてきたが、あくまでも会社は直販にこだわっているのだ。
しかもその形態は全てセルフでやることになっている。

「へーっ、そんなもんですか・・・そやけど、元売さんにそんな事されたら、今までの販売店はたまったもんやありまへんなぁ」

「・・・そうですね。しかしこれも時代の流れです」


妻の実家が販売店でもあり、本当は石崎自身はこういった元売の姿勢には反対であったのだが、会社を代表してこの席に居る以上、それを口に出すわけにはいかなかった。

「わかりました。ほな、私の方から田ノ上先生には連絡しておきますさかい、石崎さんは来週、1本持って先生の事務所まで訪ねてください。いや、話はつけておきますよって、石崎さんは挨拶だけ・・・まぁカタチですわ」



つづく





※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。

尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;

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