「ただいま」
ドアを開けると明子が飛んで来て、出迎えてくれる。
「おかえり」と、首に腕を廻して頬を首筋に押し当てる。
一緒に暮らし始めてから、この歳になっても変わらない習慣だ。
夕飯の準備をしているときでも、テレビを見ているときでも、
私が帰宅すると、何をおいても飛んで迎えに来てくれる。
しかし一度だけ出迎えてくれなかった事があった。
結婚して3年目、「私が浮気している」・・という、明子の勘違いで。
子連れの再婚という事で、それまでは私に遠慮しているような所がありそれが歯痒かったのだが、あの時、素直に感情をぶつけてきてくれた事が嬉しくて、目に涙を溜めて怒っている明子を見て私がニヤニヤ笑うものだから益々顔を真っ赤にして・・・
そんな明子が愛しくて、私は思わず明子を抱き上げ
「明子、お前は最高だ!最高に愛しているよ!」と叫んだのだ。
・・・
思い出し笑いをしている私を見て
「なぁに?今日のお出掛けで何かいい事があったの?」
途端に現実に引き戻されてしまった。
三沢との事を思い出し、「いいや」とムニュムニュと答える。
「お腹空いてるでしょ?すぐに焼くわね、お好み焼き♪」
思わずゲップが出た石崎であった。
つづく
※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。
尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;
ドアを開けると明子が飛んで来て、出迎えてくれる。
「おかえり」と、首に腕を廻して頬を首筋に押し当てる。
一緒に暮らし始めてから、この歳になっても変わらない習慣だ。
夕飯の準備をしているときでも、テレビを見ているときでも、
私が帰宅すると、何をおいても飛んで迎えに来てくれる。
しかし一度だけ出迎えてくれなかった事があった。
結婚して3年目、「私が浮気している」・・という、明子の勘違いで。
子連れの再婚という事で、それまでは私に遠慮しているような所がありそれが歯痒かったのだが、あの時、素直に感情をぶつけてきてくれた事が嬉しくて、目に涙を溜めて怒っている明子を見て私がニヤニヤ笑うものだから益々顔を真っ赤にして・・・
そんな明子が愛しくて、私は思わず明子を抱き上げ
「明子、お前は最高だ!最高に愛しているよ!」と叫んだのだ。
・・・
思い出し笑いをしている私を見て
「なぁに?今日のお出掛けで何かいい事があったの?」
途端に現実に引き戻されてしまった。
三沢との事を思い出し、「いいや」とムニュムニュと答える。
「お腹空いてるでしょ?すぐに焼くわね、お好み焼き♪」
思わずゲップが出た石崎であった。
つづく
※この物語はmasumiさんの被害妄想に基づくフィクションです(^^;
実在の人物及び団体とは一切関係ございません。
尚、加筆修正及びキャラの変更等もあるやも知れませぬことをお断り申しておきまする(^^;