ワールドミュージック町十三番地

上海、香港、マカオと流れ、明日はチェニスかモロッコか。港々の歌謡曲をたずねる旅でございます。

遥かなるプラハ、遥かなるダマスカス

2012-06-17 05:25:17 | 時事

 昨夜来、たとえば下のような文章を、ネット上でいくつも見かけた。

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 ”昨夜は官邸前に1万人以上の人が集まって、大飯原発再稼働に抗議したのに、なぜ、メディアは報道しないんだ!”

 ”官邸前大飯原発再稼動抗議をロイター通信が報道。6月15日(金)
 夜、1万人を超える人が官邸前で抗議と。外信は報じるのに肝心の日本のマスコミは報じない。誰の何のための報道機関か”

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 ヨーロッパのロックに入れこんでいた頃、東欧の、ちょっとダサい感じの、そこが魅力のロックを聴きながら思ったものだ。
 あるいは今日、中国の、あるいは北朝鮮の人々に関する報道に接するたび、こんなふうに思ったものだ。
 「あの国の人々は言いたいことも言えず、知りたいことも知ることができず、圧政のもとに生きているのだ。かわいそうになあ」

 だが我々はあの夜、一人の、たとえば平壌市民としてここにいた。