前半の続きです。
10時40分からお昼ごはんまで
好きなように絵を描いてみよう、の時間。
さっきの話の流れとして、最終的に信じられるのは自分自身の感覚‥
そういうのの端っこにある「絵を描くこと」を、この日偶然にこの場所に
集ったことを意識しつつ、描いてみよう。2007年11月18日という日は、
誰にとっても、一度しかないのだから。
で、こんな絵ができました。
クレヨンや水彩絵の具を使うのは、とても久しぶりだったので、
気持ちの中の「蓋があくまで」ちょっと時間はかかりましたが、開いたあとは
とても楽しかった。(ちょうど真ん中あたりにある、鍵盤の絵はrが
描いたもので、その右にあるグリーン地のとか、その前後は私のです)
お昼は、黒田さんを囲むような感じで、外の芝生でそれぞれの
持ってきたお弁当を食べました。
午後1時から3時半くらい
今度は大人も子供も、みんな黒田さんの周りに集まりお話を聞きます。
二つ折にした紙を手でちぎって、動物を作ろう。そして、ここへたくさん
並べよう、ということでした。試しに、黒田さんは、ちょこちょこっとゾウを
作って見せてくれました。ちぎった紙も捨てないで、それも全部使ってね。
陽射しがたくさんだったので、外のデッキで取りかかることにしました。
最初に私が作ったのは、「起きてるタコと寝てるタコ」
次に作ったのが、自信作(笑)の「ふたこぶユニコーン」
(ユニコーンの余り紙で作った横目ウサギがちょっと被ってますが)
右下にあるのが、r作の「ことり文庫のことり」
立ってるのがペンギンで、その間のは、名前なんだっけ?
この立体動物作りは、ほんとうに楽しかったです。
蓋が開きっぱなしになりました。
ユニコーンの後に、ゾウの上に別の動物が重なってる、おんぶ付きのゾウを
作ったり、ピンクの画用紙に、最初に線の模様を付け、それから
ちぎってみたり。
出来上がったものを、中に運ぶたびに、どんどん他の人の作品も
増えていって、それを見ながら、次はこうしてみようと思ったり。
最終的には、参加者全員(50名くらい)で、こんなにたくさん。
すごく凝っているのも、よく考えられているのもあって、
なんかすごい熱意が充満してました。どれもこれも力作です。
黒田さんも、とっても感動してくれて。予定にはなかったけど、
この全体の写真をプリントアウトして、そこにご自身のイラストを添えて
ひとりひとりの家へ郵送してくれることになりました。
そういうことがやってみたくなったんだそうです、これらを見てたら。
気持ちの高まりをそういうふうに素直に表せる黒田さんに、
とても好感を持ちました。
(余談ですが、黒田さん、現在68歳だそうです。でも数年前から
年は70歳だって、自分ではおっしゃっているそうです。
若く言うのはわかるけど、多めにいっちゃう人ってはじめてでした)
この後から午後4時前まで
前回ちょっと書いた「子供たちによる大きな絵」制作です。
最年少の参加者はこの赤ちゃん。
黒田さん曰く、「絵具の中から生まれてきたみたいだね~」
出来上がった作品はこちらです。
こちらが黒田征太郎氏です。子供たちが描くのを見てますね。
でも、何か思うところあり、かな。
最後は、黒田さんからのお話と記念撮影。
そして、各自作品を持ちかえるために、壁から絵をはがしたり、
袋に「動物」をしまったり。
家から持っていった黒田氏の本にサインをいただき、夫は大変満足
していました。
1992年頃、NYに引っ越しされ、いまでもセントラルパークの東側、
マジソンアヴェニューにお住まいはあり、日本と行き来なさっているとか。
そんな話も、サインのあとにしてくださいました。
私の一生にも一度しかない、2007年11月18日が、こうして暮れていきました。
…この日の「ハッピー新聞」のトップ記事はもちろん 黒田征太郎さん
そして、下の方に、サインをもらって喜んでいる父のエピソードが
添えられていました(笑)。
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なんだか、この、rucaさんの2007年11月18日の一日の“勢い”というのか?エネルギーというものがどんどん私の方に伝わってきました!眩しいです。
自分でも気づかない自分が、どんどん、引き出されていく感覚。
芸術って、すごいですね!
手でちぎりながら、動物を作るなんて、ほんとうにどんどん楽しくなってしまいそう♪
rucaさんのふたこぶユニコーン。すっかり楽しい気分です!
作品がずらっと並ぶと、本当に壮観ですね。
それをみなさんに加工して送ってくださるという、巨匠の心遣いがまたすてきです~。
そんなにエネルギッシュだったかな、と疑問に感じ
つつも、この日のことを思い出しながら書いていたら
おもしろいように、どんどん進んでいったので、
それが伝わっていったのかもと思っています。
(こういうふうな感じだったら、いくらでも
書けるかも。)
それとも、ちぎり紙どうぶつ作りの楽しさが、
まだまだ体の中に、実感として残っていたのかも
しれないですね。ほんとに楽しくって、気が付くと
鼻歌状態でした(笑)。
絵も、ちぎり紙も、最初は「かたい」というか
調子がでないのですが、1枚、また1枚とどんどん
進めていくうちに、楽しさが急に増してきました。
そういう意味では、学校の授業のひとり1枚と
きまっている作品作りは、一発勝負なので、
つまらないかもしれないなあと思いました。
黒田氏も、考えずにとにかく手を動かしていった
ほうがいいと言ってましたねー。
そういえば、荒井良二さんも、頭が考えてしまう前に
手を動かさないとだめって言ってました。
アトリアは、小さいけれど、なかなか気持ちのよい
場所にあり、家から近くてよかったと思っています。
人気があるワークショップの申し込み時間にも、
らくらく間に合うし…。
ふたこぶユニコーン。気にいっていただけたら
嬉しいです(笑)。ふだんほとんど絵を描いたり
しないので、蓋をあけるまでは、ちょっと面倒だし
さびついていて開けられないかも、と毎回心配に
なりますが、こんなの作っていると、次々に
スピッツの曲の鼻歌がでます♪
これほんとに1枚の紙から作ったの?と思うような
凝った立体作品もあり(すでに動物ではなくなって
いましたが)、参加者がみな真剣に楽しんでいたのが
私にもわかりました。黒田氏から送られてくるのが
どんなものなのか、とても楽しみです。
楽しそうなワークショップですね。
特に、こんなに大きな絵を描ける機会って、そうそうないですもんね。
私も描きたいーーー!!!って思いました☆
自分より大きな対象に絵を描くっていうのは、本当に気持ちいいものですよね。
NYと日本を行き来されてる黒田さんの生活、うらやましく思いました。
ところで、谷川さん作の「あけるな」の絵本の記事をウチのブログで書いたのですが、
rucaさんに教えていただいた絵本だったので、
ちょこっとブログ名とリンクを記載させていただきました。
事後報告ですみません。
素敵な絵本教えていただき、どうもありがとうございました!!
そうですね、とても楽しいワークショップでした。
過去に2回、同じ場所で、別のものに参加してことが
あるのですが、時間配分とか、まわりの人の多さとか
が気になって、すごく疲れて帰ってきたことも
ありました。でも、今回は自分たちのペースでとてものびのびした気持ちを味わいながら取り組むことが
できました。だから、きっと楽しかったのでしょうね。
「あけるな」
いつ書いたかなあ、と思って探してみたら、今年の
1月だったのですねー。なんか時間がたつのって
早いなあと思いました。内容もちっとも思い出せなくって…読み返してみたらなんか新鮮でした。
こちらこそ、どうもありがとうございました。
片山健さんのお話をうかがった時も、
あ~本当に行きたかったなぁって思いました。
よみきかせのお仲間に、rucaさんがされた「眉毛」
の質問を教えてしまいました。(笑)
ワークショップって、子どもには体験させたいと
思いつつも、さて自分が一緒にできるだろうか?
と、踏みとどまってしまうところがあります。
一緒にやりたい気はするんだけれど、子どもと同等
くらいの発想はできないんじゃないか・・・と心配に
なってしまうからです。
でも、rucaさんご一家は、かなり楽しまれたようですね。
サインをもらったご主人の様子も、想像してしまいます。
絵の具から生まれたみたい・・・だなんて、言われた親は
うれしいだろうなぁ!
アトリアのイベント、時々チェックしてみたいと思います。
徒歩でいける距離だなんて、羨ましいですね~。
黒田さんが送ってくださるもの、どんな想いの形になるのでしょうね?
楽しみです。
アトリアは、キッズアトリア、大人のための美術なんとか、など3つに分かれているのですが、私たちが参加するのは、もっぱら、小学生以上~一般が対象のものばかりです。rがね、ひとりでの参加を嫌がるんです。お友達とも、土日の予定を合わせるのは難しいので、それで、どうしても「親主導型」になってしまうのです‥
私たちが楽しんでいれば、彼女ものびのび楽しむことができるし、元々夫は図工が大好きの人だから、楽しそうなのを見つけてきては、家族会議で決定しています(笑)。
jasuminさんたちが、川口まで来てくれて、一緒に参加できることになったらすごく楽しいだろうなあ。もういろんな場面、思い描いてますよ、私。ヨーカ堂でお買い物もできるし、あったかければ芝生でお弁当も食べられるし、徒歩10分圏内のうちにもぜひぜひ寄ってもらいたいなあなんて。
おもしろそうなワークショップ見つけたら、連絡しますね。