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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

「そらいろのたね」「なにをかこうかな」

2008-05-12 18:14:47 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今年度の、図書ボランティアの活動が、先週から始まりました。

毎週金曜の、朝の読書タイムに、「ひらきよみ」=読み聞かせ をするために
順番に各学年をまわります。
今年は、新メンバーがたくさん入ったので、活気ある活動ができそうです。


5月9日に、私は、1年1組で、2冊絵本を読みました。
見学の方もいたので、久しぶりに緊張し、その感じがとても新鮮でした。

読んだのは、『そらいろのたね』と『なにをかこうかな


そらいろのたねは、春になると必ず読みたくなる絵本です。
たんぽぽ、チューリップ、たね、たねまき、みずやり、おひさま‥
春のキーワードが満載です。

ゆうじくんの飛行機と、自分のたねを取り替えて欲しいと言い出したのは、
きつねの方なのに、たねから家が生えて、その家がぐんぐん大きくなっているのを
見たら、そっちの方が今度は欲しくなって、臆面もなく
「ぼくのいえだから、みんなでていってよー」と言えるなんて、
きつねくんは、思ったことを思ったまま口に出せる、貴重な子供時代の
象徴のような存在です。

100人のこども、100匹の動物、100羽の鳥たちも、きつねくんの
わがままぶりに文句も言わず従ったのは、暗黙のうちに、こども界のルールが
働いたせいかな、とも思ったりして‥。
終わり方があっけないところが、おもしろいお話です。


なにをかこうかな、は、今回初めて読んだ絵本です。
うさぎのビリーが描いていた絵に、後からやってきた動物たちが
次々に、自分の特徴を描き込んでしまう、というおはなし。
へんてこな動物の絵に、1年生はもっと笑うかなあと思っていましたが、
緊張していたのか、口元が、ゆるんでいるだけで、
声に出して笑う子はいませんでした。

クラスでの、ひらきよみは、先生が後ろに居るため、
みんな緊張ぎみです。15分間だし、学校の教室だし、リラックスはムリかも
しれないけど、もうすこし肩の力が抜けてもいいかなあと、時々思います。


そらいろのたね (こどものとも傑作集 (25))

コメント (6)
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